アドセンス審査の2016年8月以降の傾向について考察してみました


本記事は、当ブログのメインテーマである音楽関連の記事とは全く関係がなく、「グーグルアドセンス」という言葉に関して興味がある方のみに向けた記事となっております。そうでない方には全く面白くもない記事になると思いますのでご注意ください。

アドセンス合格通知の画像

グーグルアドセンス(Google adsense)の審査は2016年7~8月くらいから大変厳しくなっており、多くのサイトに書かれていることを実践するだけでは合格しづらくなっています。僕は実際にこの期間に審査を開始し、不合格と合格の両方の経験をしました。その立場から、最新の審査の傾向や注意点について考察してみました。

多くのサイトで紹介されている方法は、現在は通用しない

アドセンスの審査を受けるにあたって、多くの方は、検索で上位に来ているようなブログの記事を参考にするかと思います。それらのブログは、僕のブログなどに比べればアクセス数も収益も比べ物にならないほど多いはずで、アフィリエイト、SEO対策などについても大変参考になる内容ばかりが書いてあるかと思います。

しかし、ことアドセンスの審査に関していえば、それらのサイトに書いてあることはほとんど間違っています。なぜかというと、アドセンスの審査の基準が2016年7月頃から大幅に変更されたにもかかわらず、大手のサイトはそれ以前の情報がそのまま残っているからです。

多くのブログが紹介している、アドセンスの審査のコツは以下のようなものです。

  • 1次審査は機械的に簡単に通る ×
  • 2次審査も1週間程度頑張れば通る ×
  • 記事は1000字以上のものが10個以上あればよい ×
  • 内容は、無難な日記でよい ×
  • 画像やYoutube動画は使わない方がよい ×
  • ソーシャルサイトのフォローボタンなども配置しない方が良い ×
  • 他サイトのパクリや、アダルト・ギャンブルなどはNG ○

この中ではっきりと正しいと言えるものは、最後の「他サイトのパクリや、アダルトやギャンブルがNG」という項目くらいのもので、それ以外は正しくない、というよりはほとんど逆の内容が正解といってもいいでしょう。

なぜ、多くの大手サイトがこのような嘘の情報を載せているのでしょうか?これはある意味仕方ないことです。何故かというと、実際にこれらのサイトの管理人が審査を受けた頃は、本当にくだらないブログなどでも合格してしまう程度のヌルい審査だったのでしょう。ですから、彼らにとってはアドセンスの審査など大した障壁ではない、ということが身に染みてしまっているのだと思われます。

自分自身が苦労して経験をした、審査の後の苦労話ならばいくらでも書けても、楽に合格してしまったアドセンス審査の記事は、いくらプロのブロガーの面々とは言えど正確には書けないのでしょう。一度審査に受かった方は、もう二度と審査を受けることもないですからね。だから、彼らも決して嘘をつこうと思ってそのような記事を載せているわけではないのです。

当記事については、実際に僕が審査を経験した上で書いてあるため、記事の信ぴょう性については自信をもって記載しております。ただし、それはあくまで「現時点」での話です。

今後仕様がまた変更になれば、当記事の情報もまた嘘になる可能性も十分にあり得ます。当記事をお読みになる方は、あくまで「2016年9月現在の情報」であることを念頭に読んでいただきますようお願いいたします。

どのようなサイトを参考にすればよいのか?

検索エンジンの「期間の絞込み機能」を使用して検索する

上で述べたように、審査基準が変わる以前に書かれた記事はあまり参考になりません。しかし、「アドセンス」「審査」等のワードで検索して上位に表示されるサイトは、ほとんど数年前に書かれた記事ばかりです。審査に合格したばかりのブログはまだブログのパワーが弱いため、検索上位に表示されることは少ないのです。

そのため、検索するときに期間を絞り込んで検索するのが良いでしょう。例えばGoogleでしたら、検索ワードを入れる箇所の下に「検索ツール」というボタンが表示されるので、そこをクリックすると「期間指定なし」の部分を「1か月以内」などに変えて検索することができます。Yahooでも同様な機能があります。

グーグルの期間指定検索方法

すると、審査が厳しくなってから更新された記事だけがヒットするようになります。そして、その結果の中には、リアルタイムで審査に受かったばかりのブログと、大手サイトが過去記事をちょこっとだけ更新したような記事の両方が引っかかると思いますが、前者を読むようにしましょう。

後者は、検索で引っかかるように更新日時を変更しただけのところもあり、実際に内容を読んでみても、以前の情報と変わっていない場合があったり、あるいは、多少厳しくなったことについて追記はされていても、その具体的な方策についてはさほど触れていないことが多いです。(中には、更新日が最近になっているにもかかわらず、「深いことを考えず適当にやれば合格する」とか「審査基準が変わったというのは単なる噂話である」等と書いているサイトすらあります。わざわざ最終更新日を変更して最近の検索にひっかかるようにしておいて、それはないだろうと思ってしまいますね。こんなサイトの運営者がメルマガや情報商材の販売をやっているのは、実に嘆かわしいことです)

そのようなくだらないページよりも、最近作成されたばかりのブログの方がよほど参考になることでしょう。僕のサイトを含めて、ブログのノウハウなどをまだわかっていない素人が作った記事が大半ですが、現在進行形で行われている厳しい審査で苦労した(苦労している)ことを、ありのままに、何の下心なしに書いているサイトは、そのような素人のブログだけなのです。

合格したサイトはもちろん、不合格だったサイトも大いに参考になるかと思います。自分のサイトがそのサイトにすら劣っているようだったら、今のままでは絶対にダメということがわかるからです。

プロのアフィリエイターが作っている大手のサイト等は、審査に合格し、収益をアップさせる段階になった時に、改めて見るようにすればよいのです。

アドセンスの公式ヘルプフォーラムを利用する

上の方法による実地調査(?)も役に立ちましたが、もっと役に立ったのが、AdSenseヘルプフォーラムです。こちらでは、アドセンスのプロとも言えるエキスパートの方々が、日々審査などで躓いている人たちにアドバイスを送っており、僕も大変お世話になりました。エキスパートの方の中には、googleの社員とコンタクトが取れる人もおり、情報商材を売りつけることだけを目的としているようなサイトよりも、はるかに有用な情報であふれています。

このフォーラムには、審査に合格したサイトも不合格だったサイトも多数リンクが張られており、エキスパートの方々は不合格だったサイトの管理人に様々なアドバイスを送っているため、それらのサイトを見たり、やり取りを読んだりするだけでも大変参考になります。フォーラムを見ると、多数の大手サイトが紹介している審査のコツが、ほぼ通用しなくなっているという事を思い知ることになります。

もちろん、エキスパートの方々であっても、100%審査の内容を知っているわけではありませんので、あくまで推測で書き込みをされています。でも、その推測はかなりの精度で的確であり、不合格と合格の両方を味わった自分の立場からあらためて様々な書き込みを見ると、さすがだと思わざるを得ません。

このフォーラムは、アドセンスに合格していなくても、GoogleのIDさえ持っていれば誰でも書き込みができるようになっています。ただし、回答される方々も大変忙しい中で時間を割いて回答されていますので、いきなり質問するのではなく、少なくとも過去1か月分くらいは審査についての質問をご覧になるのが良いと思います。

2016年7月以降にアドセンス審査を受ける方が注意すべきこと

上記フォーラムに書いてあることや、僕が経験したことなどから、2016年9月現在の基準で、審査において気を付けるべきことを挙げていきます。全てが正しいかどうかはわかりませんし、全てを達成しても合格するかどうかは保証できませんが、不合格になっている人は以下の条件を満たしていないことが多いようです。

独自ドメインが必須

これについては他のサイト等でも言われていることなので特に問題はないと思います。独自ドメインでない場合はそもそも審査自体が受け付けられません。ちなみに、「.comと.net以外のドメインは審査に通らない」という情報をよく目にしますが、アドセンスのフォーラムの回答者のほとんどの方は、それは審査に影響がないだろうとおっしゃっています。

プログラムポリシーとウェブマスター向けガイドラインを必ず読む

この記事を検索して読まれている方で、まさか読んでいない方はいらっしゃらないと思いますが、プログラムポリシーウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)は何度も読み、全ての項目が満たされているか必ず確認しておきましょう。アダルトとか著作権だけがポリシー違反ではありません。画像の貼り方なども意外に違反している方も多いと思います。

日記系はNG。訪れた人が「役に立った」と言える記事を書こう

以前はくだらない日常の日記でも合格していたようですが、今はそれでは合格することは難しいです(よほどの有名人が書く日記ならわかりませんが)。何らかの言葉で検索してたどり着いた人が、知りたいことを解決できたり、ソーシャルサイトなどで興味を持った人が、確かに面白いと思えるような内容をできるだけ書くようにしましょう。

ただし、いくら役に立つサイトとはいっても、既存のサイトのパクリや、リンクだけのサイトはNGです。まとめサイトやWikipediaに書いてあることを自分の言葉にしただけのような記事もダメだと思います。ある程度のオリジナリティは大切です。

例えば僕のサイトでしたら、コード進行の傾向をアーティストごとに分析するとか、まだ誰もコード進行を載せていないような楽曲で解説するなど、なるべく他の人が書いていない情報や、違った角度から見た情報を書いてきたつもりです。

また、楽曲のコードの解説では、コードの羅列ではなく自分が思った感想も書いてきました。感想のみだと日記になってしまいますので、お役立ち情報を載せたうえで、それに関する自分なりの見解や感想を述べていくのがいいと思います。

10記事、500文字などでは全然足りない

多くのサイトには500文字(あるいは1000文字以上)の記事を10個程度用意するなどと書かれていますが、AdSenseフォーラムでは、記事の数は30記事でも足りないと言われている人がいます。

文字数も同じで、500文字程度では薄っぺらい内容しか書けないでしょう。僕が最初不合格になった時は、2000文字以上の記事が30個あってダメでした。もちろん記事数や文字数よりもコンテンツの方が大事だとは思いますが、単純なボリュームも無視できる要素ではない思います。

あと、フォーラムの方ではないですが、サイトの「年齢」も重要ではないかと推測されている方がちらほらいらっしゃいました。年齢とは、ドメインを立ち上げてからの日数のことで、最低でも1か月くらいは必要ではないかという説です。確かに僕のブログも1度目の不合格の時は1か月未満で、2度目の時は1か月経っていました。あくまで推測なので、重要な要素なのかどうかは不明ですが…(個人的にはサイトの年齢よりもコンテンツの充実度の方が重要だと思ってます)。

著作権に問題がない画像は積極的に使おう

画像は一切貼らない、という記事が巷に溢れています。フォーラムに書き込んでいる方の中には「もともとつけていた画像を全て外したのに落ちてしまいました。」という気の毒な方が何名かいらっしゃいました。

しかし、著作権に問題がない画像であれば、画像はむしろあった方が良いと多くの方が指摘しています。というか、画像が全くないサイトで最近合格しているのは見たことがありません。できれば自分で撮った写真(無関係の人間の顔が映っていたらNG)が望ましいですが、それが無理なら、無料素材サイトなどで取得した画像でもよいでしょう。

無料素材でなくても、他人のホームページのキャプチャ画像は、引用元さえ正しく書けば問題ないという情報もあります。また、Amasonアソシエイトや楽天アフィリエイトなどの商品リンクであれば芸能人などの画像があっても良いという書き込みもありました(僕のブログの多くの記事に使われているCDジャケットやアニメの画像は、それらに該当します。ただし、審査時はそれで落とされるのも嫌なので、他の無難な画像を使用していました)。

それと、画像を使うときは、タグ属性のalt=の後に、その画像がどのようなものであるかの簡単な説明を書きましょう。これを正しく記述することで以下のような有用性があります。

  • 画像を表示しない設定のブラウザが、画像の代わりに文字を表示できる
  • グーグルの人工知能がサイトの内容を読む際、何が書いてあるかを正しく判断しやすい
  • 視覚に障害がある方が音声ソフト等でサイトを読んだ時に、画像の代わりにその代替文字を読ませることができる

上述した品質に関するガイドラインの中にも、以下のような記述があります(抜粋)

  • titleタグの要素と alt 属性の説明をわかりやすく正確なものにします。
  • テキスト コンテンツの代わりに画像を使用する必要がある場合は、alt属性を使用して簡単な説明テキストを組み込みます。
  • 視覚障害のあるユーザーにも利用しやすいページにします。

alt属性が審査に関係するかどうかはわかりませんが、SEO効果的にも無意味ではないようなので、設定しておいて損はないでしょう。

なお、画像と同じように、Youtubeの動画も権利者が公式にアップしている動画の埋め込みなら問題ありません。ただし、違法動画の埋め込みや、動画をダウンロードしてファイルとして再アップするようなことはNGです。

アクセス数は重要?

フォーラムのエキスパートたちが口をそろえて言うのがアクセス数の事です。おそらく、ここ最近のアドセンス審査で不合格になる理由の1番が、アクセス数が足りないことではないかと思います。

ブログを1から作った場合、最初の数日は自分しかアクセスがないのが普通の事で、そのような状態だといくらコンテンツが充実していても合格はしづらいようです。具体的に何PVあればいいかというのはわかりませんが、僕が1度目の審査で不合格だったときは、ユニークユーザー数で1日50弱でした。合格した時は300を超えていました。

フォーラムで回答されている方の中には、実際にGoogleの社員の方から、PVも大事であるといった内容の話を聴いたと書き込んでいる方もいらっしゃいます。100PVくらいは最低でもほしいという書き込みも多くあります。

実際問題、アクセスユーザー数が1日100にも満たない状態だと、仮に合格しても収益はたかが知れています。1か月やってもジュース1本買えるかどうかというレベルでしょう。だから、早く審査が受からないからと言って、収益の機会損失になるということはほぼなく、焦りは禁物です。むしろ、ちゃんと収益になるようなサイトを作れるまで、Googleに試されていると思った方が良いでしょう。

ただし、PVが1日1桁でも合格したと報告されている方もおり、これだけが必要要件かというとそうでもないようです。おそらく、PVや文字数がこれ以上ならOKといった簡単な基準ではなく、様々な要素を総合的に考慮した、複雑な基準があるのだと思います。

アクセス数を稼ぐためには、記事を充実することはもちろんですが、外部のソーシャルサイト等でブログを宣伝することも大事だと思います。ただし、やたらめったら宣伝すると直帰率やサイト滞在時間等がどんどん悪化してしまうと思うので、興味がありそうな対象のみに宣伝するようにしましょう。

SNSボタン、ランキングバナーは問題ない

ツイッターやはてなブックマーク、ブログランキングなどのボタンは外した方がいいと書いてある記事を多く見ましたが、むしろ、PVが大事であるならこれらを積極的に使った方がよいでしょう。実際に僕のブログはそれらのボタンがたくさんついた状態で合格しています。特に、ブログランキングは、マイナーなジャンルなら簡単にトップになることができ、それにより数PVでも増やすことができました。初期のPVが少ないころのブログにとっては、数PVとはいえども大事なお客さんです。

見出しや段落などを効果的に使う

見出しとは↑のようなものです。ブログの初心者(というか数か月前の僕ですが)は、見出しの代わりに太字や飾り文字を使って目立つようにすることをやっていました。しかし、それらはグーグルの人工知能には見出しと判断してもらえないそうです。見出しを使う場合はhタグを使って囲うようにしましょう。

また、適度に段落を使うのも大事です。よく大手のサイトで、やたらと改行を使いまくっている記事を見かけますが、あれはよろしくありません。文章の途中で改行するのもダメです。段落はpタグで囲うようにしておけばpタグとpタグの変わり目のところでは、ブラウザが自動で改行を入れてくれます。

スマホでの表示も注意する

近年では全ネットユーザーのうち過半数がスマホによる閲覧になっています。したがって、スマホでページが表示されなかったり、コンテンツが読みにくいといったサイトだと審査には合格しづらい可能性がありますし、仮に合格しても多くの収益機会を逃してしまう結果になるでしょう。前述した、改行を使いまくるのも良くないというのも、スマホだとたくさんスクロールしないといけなくて、訪問者がイライラしてしまうからです。

WordPressなどで有名なテーマなどを用いている場合は、だいたいスマホの表示も対応はされていますが、ご自身でサイトを設計されている場合や、スマホが出始める前からサイトを運営されているようなケースは注意が必要です。

なお、ガラケーに関しては今の時代、それほど親切設計でなくてもよさそうです。これは僕自身がガラケーユーザーであり、自サイトを表示するとエラーが出まくったのに合格していますので、身をもって証明しています(笑)。

審査の期間について

1次審査の受付を終えると、結果は1週間以内にお知らせしますといった表示がなされますが、実際には2~3週間程度かかることがあります。特に、初めて審査を受ける場合は審査が非常に長引く傾向にあるように思います。

逆に、2度目の審査以降ではあっという間に不合格通知が来ることがあります。これに関しては、何人かのエキスパートの方々が「1度審査に落ちた場合、即再審査をしても機械的に落とされる。2週間程度の期間を空けた方がいいのではないか」と指摘されています。

これが正しいかどうかはわかりませんが(実際には2週間空けなくても合格した例もある)、実際に審査が落ちるようなサイトの場合は、2週間程度の作業をしなければ審査が受かるようなサイトにはなりませんよ、という事ではないかと思います。上で述べたようなアクセス数、記事数、サイトの年齢などが足りていない場合、数記事足しただけで合格ラインに到達する確率は非常に低いでしょうからね。2週間空けずに合格した方は、幸運にも合格すれすれのラインにいたということなのでしょう。

2次審査に関しての注意

以前は1次審査はほぼ機械的で誰でも受かるようなものであり、2次審査が本番と言っても過言ではありませんでした。現在では1次審査が多くの方の障壁となっており、1次審査に合格した方の多くは、2次審査はすんなり合格しているように見受けられます。

とはいえ、最近でも1次審査に不合格だった方が2次審査に落ちている例もあるので、油断は禁物です。

(※なお、Youtube等でホストアカウントの状態になっている方は、形式上は2次審査からですが、審査の内容は1次審査のものも含むと思われます)

2次審査はこれまで述べてきたことの他、広告の置き方が最大のポイントのようです。広告コードの貼り付けミスは論外として、指摘が多い例としては、他のコンテンツやボタンと広告のエリアが重なっていたり、非常に近い位置にあるというものです。PCでは問題がなくてもスマホで見た時に重なっているケースも散見されます。

他には、お問い合わせフォームやカテゴリのページなどで、コンテンツが非常に少なくなってしまった結果、コンテンツよりも広告が多くなってしまう例です。このようなページが存在する場合は、コンテンツを何とかするか、そのページには広告が配置されないような設定をしましょう。

ちなみに、2次審査で広告コードを正しく貼ったのに、「広告コードを貼ってください」というメールが届くことがありますが、これは正しく貼っていても間違っていても届くものなので無視しても大丈夫です。

ここで述べたこと以外でも、上記のAdSenseフォーラムには様々なアドバイスがされています。

なぜ本サイトは合格したのか?

本サイトは記事が30の時点で、一度審査に出していますが即座に審査に落とされています。その際の不合格理由は「不十分なコンテンツ」でした。その頃のアクセスユーザー数は1日平均50に満たないくらいでした。

その2週間後、記事が40を超えたあたりで再審査を受けました。本来はもう少し記事が増えてからの審査を予定していたのですが、Twitterでフォロワーの多い方が私の記事の1つを紹介してくださり、アクセスが急増したため、審査を開始したらその日のうちに1次審査に合格しました。この日のアクセスはユニークユーザーで500を超えていました。いずれも2016年8月のことです。その2日後に2次審査も合格しました。

不合格時と合格時で一番変わったことが、そのPV数だと思います。1次審査に関しては、審査を開始した時間が夜の10時で、合格が翌日の午前7時。Googleの社員が出勤して合否を判定したとは思えない時間帯で、おそらく人工知能による自動判断ではないかと推測しています。人工知能が僕のブログの内容をどの程度正確に把握できるかはわかりませんが、以前あっという間に不合格判定を出したのに、今回は合格の判定。その差としてはやはりPV数が一番大きいのではないかなと思いました。(ただし、Googleの人工知能は、世界最高の囲碁棋士に囲碁で勝利してしまうほど優秀なので、記事をちゃんと読んで面白いと判断した、という可能性も0ではありません。そうであれば大変名誉なことですが)

2次審査に関しては人間の担当者が審査をして、広告の置き方や著作権違反などをチェックしていたのではないかと思います。

ちなみに、不合格から再審査に至るまでの2週間で、PV数以外の改善点としては、画像のalt属性や、hタグの内容、タイトルなど、過去記事を徹底的に見直し、少しでもおかしいと思うところや、ユーザーにとって分かりにくいと思うところはできるだけ修正しました。誰も見ていないような記事であってもです。

PV数をいきなり増やすというのはすぐには難しいかもしれませんが、このような修正作業ならだれでもできます。これらが審査に関係したかはわかりませんが、審査だけでなく今後のアクセス数を考えても、必要なことであったと思うようにしています。間違いだらけのサイトだと、再度訪れる気はしないでしょうから。

記事の内容についていえば、なるべく他のサイトで書かれていないことを書くように心がけました。「ライブ」や「カラオケ」のカテゴリについてはそうでもありませんが、少なくとも「コード進行」についてはオリジナルの要素を含めつつ、単なる日記にならないように心掛けたつもりです。その結果、ツイッターでの大量流入も経験できました(一時的ではありますが)。誰でも書いているような記事だったらそうはいかなかったかもしれません。

「一番得意なジャンル」を記事にしよう

皆様も「これだけは周りの人に負けない知識がある」ということが、なにか1つくらいはあるのではないでしょうか?そういったことを記事にすれば、仮にお金にならなくても楽しく書き続けられます。逆に、興味がないことを審査のためだけにひたすら書き続けるのは、拷問でしかないでしょう。給料がもらえるのならともかく、1円ももらえない状態で1か月、2か月とそのような作業を続けるなど、僕なら発狂してしまいます。

とにかく自分が一番興味があり、得意なことを、独りよがりな内容にならず読んでいる人に伝わるような書き方をするようこころがけてみましょう。

実際にフォーラムで合格しているサイトでは、育児・出産、健康、旅行、ゲーム攻略など、ジャンルは多岐にわたりますが、それらのサイトを見る限り、付け焼刃の知識などではなく、おそらくそれらの管理人らの人生のうち、かなりの部分を占めるジャンルであろうことが想像できます。

僕もこのブログで合格できるまで記事を書き続けられたのは、J-POPや音楽理論に興味があったからに他ならず、いくら審査のためとはいえ、嫌々やっていたら1週間も持たずに諦めていたでしょう。

まとめ

2016年7月以降のアドセンス審査の状況についてまとめさせていただきました。巷のサイトよりもはるかに役に立つAdSenseのヘルプフォーラムについても紹介しました。現在の審査基準は、小手先の技術やちょっとした手間だけでなんとかなるような甘いものではありませんので、ご自身が一番得意とする分野で、本腰を入れて審査に向かうようにしましょう。

念を押して再度言いますが、本記事の内容もあくまで2016年9月時点の内容であり、皆様が読まれる時期によっては何の役にも立たない内容になっている可能性もある、ということを良くご理解いただいた上で、参考程度に読んでいただくことを強くお勧めいたします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク