ReoNa「forget-me-not」のコード進行解析


本記事では、ReoNaの楽曲「forget-me-not」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

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「forget-me-not」の概要

本曲は、2019/2/6発売のReoNaのセカンドシングル表題曲で、アニメ「ソードアートオンライン アリシゼーション」の後期エンディングとなっております。SAO関連では、スピンオフ作品である「ガンゲイルオンラインオルタナティブ」で神崎エルザの劇中歌を担当して以来2回目のタイアップとなります。

「forget-me-not」のコード進行

●イントロ
|B♭|B♭|B♭|(N.C.)|
|Dm|C|B♭|B♭|Dm|C|B♭|B♭|

●Aメロ(♪So this is me)
|C|Dm|B♭|B♭|C|Dm|B♭|B♭|
|C|Dm|B♭|B♭|C|Dm|B♭|B♭|

●Bメロ(♪まだ癒えないまま)
|F?|Gm7?|B♭m(6)|〃|

●サビ(♪Oh Everything)
|F|C/E|Dm|C|B♭|Am|B♭|C|
|Dm|C|B♭|F|B♭|B♭|B♭m|B♭m|

●間奏
|Dm|C|B♭|B♭|

| ←この記号は小節の区切りを表します。
・ ←この記号は一拍分だけ直前と同じコードを鳴らすことを意味します。A・・BならAを3拍、Bを1拍です。
/ ←この記号で区切ったものは分数コードです。分母にある音を最低音にして演奏してください。多くの場合、分子のコードよりも最低音が分母の音であることの方が重要です。

疾走感溢れるポップナンバーです。エレピの静かなイントロから始まり、4小節目でドラムのフィルインで一気に盛り上がるところがとてもカッコいいですね。

楽曲の調はFメジャー(Dマイナー)で、公開されている範囲で転調はありません(平行調を別物とみなせば転調になるかもしれませんが、当ブログでは調号が変わらない場合は転調と見なしていません)。

AメロはC(Ⅴ)から始まります。多くの楽曲はⅠ、Ⅱm、Ⅳ、Ⅵmのいずれかから始まっており、Ⅴから始まるフレーズは比較的珍しいかと思います。Aメロの中にはⅠやⅥm等のコード(これらのコードがあるといったん落ち着くように聴こえる)がないため、常に不安定な感じがして、それが良い味を出しているように思えます。

Bメロは、最初の2小節が、伴奏がほぼドラムのみになっており、コードはほとんどあてずっぽうで書いています(F→Gm7の部分)。もしかしたら2コーラスではここに伴奏がついてコードがハッキリするかもしれません。確かなのは、3つ目のコードはB♭m(Ⅳm)で、いわゆる「サブドミナントマイナー」というノンダイアトニックコードになっています。このコードはサビの最後にも登場しますが、通常のサブドミナントの響きとは全く異なり、どことなく哀愁漂うような、不安にさせるような、不思議な響きを持っていますね。

Aメロ、Bメロともに不安定な(悪い意味ではないですよ)コード進行でしたが、サビ前半は打って変わって、典型的な「カノン進行」。そして、後半はⅥm→Ⅴ進行であり、いずれも多くの楽曲で使われています。同じメロディーが歌われていますが、別のコード進行に載せていることで、この2つのフレーズは違った印象で聴こえるかと思います。

ヴォーカルのキーは、最高音がHi-C、最低音がMid1-Fで、音域は1オクターブ+7音です。個人的には、「歩けなく」や「愛されたくて」等のフレーズの最初の発声が、とても息がかかった声になっているのが特徴的で、それにより、感情が良くこもったように聴こえるのが上手いなあと思いました。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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