SEKAI NO OWARI「RAIN」のコード進行解析

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本記事では、SEKAI NO OWARIの楽曲「RAIN」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

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「RAIN」の概要

本作はSEKAI NO OWARIの通算11作目となるシングルの表題曲で、映画「メアリと魔女の花」の主題歌に使用されます。

「RAIN」のコード進行

セカオワらしい、メルヘンチックなイメージを持った楽曲です。全体的にストリングスを中心とした伴奏が非常に綺麗に感じます。

キーはA♭メジャーで、ラスサビでAメジャーに転調しています。サビのコード進行は、A♭(Ⅰ)→E♭(Ⅴ)/G(Ⅶ)のいわゆる「カノン進行」。セカオワのシングル作では「Dragon Night」のサビがよく似たコード進行で、J-POP全般で非常によく使われているコード進行の1つです。

A♭→E♭/GのところはA♭→Cm/Gにも聴こえなくはないのですが、どちらでもほとんど同じ響きなので、どちらを演奏しても問題ないでしょう。ただし、ルート音を演奏しない場合は、E♭の方がよいと思います。

また、サビの4小節目でCm（カノン進行の最もオーソドックスなパターン）と行かずにE♭(Ⅴ)m→F(Ⅵ)と行くのがオシャレな進行で、ノンダイアトニックコードを2つ使い変化をつけた上で、その次の小節につなげています。

ラスサビでは半音上のEメジャー調に転調しています。楽曲の一番盛り上がる部分で非常によく使われる手法です。この曲の場合、サビで突然転調するわけではなく、その前のE♭→Eという部分で事前に転調の準備をしておいて、自然な形でラスサビに入るようになっています。

ヴォーカルのキーは、最高音がmid2-F#、最低音がmid1-E♭で、音域は1オクターブ+3音となります。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。