Dream Ami「はやく逢いたい」のコード進行解析


本記事では、Dream Amiの楽曲「はやく逢いたい」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

「はやく逢いたい」の概要

本作は2017/03/21発売の、Dream Amiのソロ4作目のシングルの表題曲です。映画「ひるなかの流星」の主題歌として使用されることが決定しています。

「はやく逢いたい」のコード進行

●歌い出し
|A|C#7|F#m|Em7 A|
|D|C#m7 F#m|Bm7|E|

●間奏1
|A C#m7|D A|Bm7|Esus4 E|

●Aメロ
|A|C#m7|F#m|D E|
|A|C#m7|F#m|D E|

●Bメロ
|Bm7|E E/D|C#m7|F#m F#|
|Bm7|C#m7|D B/D#|Esus4|E|

●サビ
|A|C#7|F#m|Em7 A|
|D|C#m7 F#m|Bm7|E|
|A|G#m7-5 C#7|F#m|Em7 A|
|D|C#m7 F#m|Bm7|E|

●間奏2
|A|G|…

伴奏はアコースティックギターを中心としたミディアムでふわりとした感じのポップスナンバーです。楽曲のキーはAメジャーで、#が3つの調です。

サビのコード進行は前半がA(Ⅰ)→C#(Ⅲ)で始まります。このⅢは、ノンダイアトニックコードの中では一番使用率が高いもので、通常のⅠ→Ⅴや、Ⅰ→Ⅲmといった進行に比べると、切なさ、深みと言った感覚が強く感じられるパターンです。

直後のE(Ⅴ)m→A(Ⅰ)もノンダイアトニックコードであるドミナントマイナー(Ⅴm)を使用したテクニックです。ドミナントマイナーの直後にトニック(Ⅰ)が来ることで、本来は完結感を得られるⅠが、あたかもドミナントのような不安定さを持った響きのように感じる錯覚を覚えることができます(実際に、このⅠは次のD(Ⅳ)を誘導しており、ドミナントが4度上のコードを誘導するのと非常に似ています)。

更に、サビの後半は、前半とよく似ていますが、A(Ⅰ)→G#(Ⅶ)m7-5→C#(Ⅲ)というパターンが使われています。この、Ⅶm7-5→Ⅲというパターンは、2つ1セットで非常に汎用性が高く、Ⅲを使用できる箇所であれば代用できることが多いパターンです。Ⅰ→Ⅲがいきなりグッとくるイメージであるのに対し、Ⅰ→Ⅶm7-5→Ⅲは一呼吸おいてインパクトを出す感じと言ったらいいでしょうか。Ⅶm7-5→Ⅲは、よく使えるパターンなので、作曲をされる方は覚えておいて損はありません。

ヴォーカルのキーは最高音がサビの「ミ」、最低音がAメロ、Bメロの「ラ」で、音域は1オクターブ+7音。特にサビで、高音域が長く続く楽曲です。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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