三森すずこ「サキワフハナ」のコード進行解析

Tweet

本記事では、三森すずこの楽曲「サキワフハナ」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

サキワフハナ [ 三森すずこ ]

「サキワフハナ」の概要

本曲は、声優・三森すずこの7作目のシングル（17/4/12発売）。アニメ映画「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-」の主題歌となっております。作曲は、アニメ・ゲーム等で幅広く楽曲を提供している岡部啓一氏。ちなみに、タイトルの「サキワフ」は漢字で書くと「幸う」（さきわ・う）と書き、幸運を与える、という意味があるそうです。

「サキワフハナ」のコード進行

途中まではストリング系のゆったりとした曲調、Bメロで徐々に盛り上がり、サビでは完全にアップテンポな楽曲に変わります。ゲーム楽曲を多く作曲している岡部氏の楽曲らしい、幻想的な雰囲気を持った楽曲ですね。

楽曲のキーはD♭メジャー(B♭マイナー)。至るところでノンダイアトニックコードが醸し出す不思議なニュアンスが含まれています。たとえば、イントロやAメロのE♭(Ⅱ)や、AメロのG(Ⅳ#)m7-5のあたりは、胸にグッとくるような奥深い味わいを感じられます。

サビのコード進行は、ルート音に注目すると、B♭→C→…→Aという具合に、1音もしくは半音ずつ上昇していくテクニックを使っており、（特に初めの4小節は）徐々に上がっている感覚を実感できるかと思います。ルート音を用いたテクニックでは、Bメロの途中でも使用されており、ここでは、B♭→A→A♭と、半音ずつ下げるパターンとなっています。

ヴォーカルのキーは、最高音がHi-E♭、最低音がMid2-B♭、音域は1オクターブ+5音。特にサビで高音域が集中しています。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。