カラオケオフに行ってみよう ~カラオケオフ初心者のためのマナー・注意点~


マイクのイメージ

はじめに

この記事は、「カラオケオフに参加してみたいけど、勇気がない」「歌が下手でも参加していいのかな?」など、カラオケオフ会に参加をしてみたい気持ちはあるけど、不安があって踏ん切りがつかない方のために、10種類以上のカラオケオフに参加したことがある経験から、カラオケオフの流れや参加する際の注意点をまとめた記事です。カラオケオフ会と言っても千差万別があるため必ずしも本記事の通りにはいかないとは思いますが、参加する際の参考程度になればという気持ちで書かせていただきました。

なお、本記事は具体的なカラオケオフを名前を挙げて紹介するものではありませんので、その点はご了承ください。

カラオケオフの選び方

まずは、参加したいオフを選ぶ必要があります。オフ会の情報は、TwitterやSNSサイトなどで毎週のようにいくつも出回っています。なんでもありのカラオケオフから、ジャンル限定、アーティスト限定、採点カラオケオフ、女性限定、などいろいろあるでしょう。この辺は個人の好みです。自分がどのようなジャンルのカラオケに行きたいかで、好きなように決めて構わないでしょう。

でも、ジャンルが自分の趣味に合っていたとしても、それだけでカラオケオフの参加が楽しい時間になるとは限りません。せっかく時間とお金を裂いて参加するのですから、参加するからには楽しいオフに参加したいですよね?
この記事では、初心者がオフ会を選ぶにあたり、なるべく楽しいオフを選びやすく、外れを引きにくいコツを記載したいと思います。

開催履歴が多いオフを選ぶ

カラオケオフの多くは、第○回××カラオケオフ、といったように、同じ主催者が定期的に開いているものが多くあります。僕の経験では、この回数が多いものは「外れ」が少ないです。なぜなら、長く続いているオフはリピーターが多く、リピーターが多いということはそれだけ楽しい時間を過ごせたと思っている人が多い可能性が高いからです。
また、幹事さんも長く続けているうちにいろんな経験を積み、何らかのトラブルがあった際の対応も上手い人であることが多いです。逆に、回が浅いオフ会の幹事さんは、とっさの事態に対応できず、個々の参加者に対する気配りもできないことがあるかもしれません。

人数が多いオフを選ぶ

カラオケオフは人数によって雰囲気が大きく変わります。5人くらいの少人数オフから数十人規模の大人数オフまでさまざまです。大人数オフと少人数オフはそれぞれメリットとデメリットがあるのですが、初心者に限って言えば、まずは大人数のオフをお勧めします。理由いくつかあります。

まず、参加者が多いと、自分以外にも新規参加者も多く、新規参加者同士で話しやすいというメリットがあります。逆に少人数オフだと、常連の中に1人だけ新参者でかなり居心地が悪い思いをする可能性があります。
他にも、「5人のうち自分だけが女性で他は男性」とか、「自分だけ学生で他はみんな社会人」とか、あまりにも自分だけ違う境遇になる可能性が、少人数になればなるほど高いといえます。もちろん、その辺を気にしない方なら問題はありませんが。

もう1つの理由は、大人数が集まるオフということは、それだけそのオフ会の主催者に、幹事としての腕がある可能性が高いということです。いい加減な人間に、大人数をまとめきる幹事は務まらないですからね。

むろん、少人数オフにもメリットはあります。たとえば、部屋移動などなく、参加者全員と仲良くなれる可能性が高いとか、あわただしくないとか、自分の番がたくさん回ってくるなど…。ただ、それはあくまでカラオケオフにある程度慣れてきてからでもよいかと思います。

少人数のオフの場合は、単に友達とカラオケに行く程度の感覚で主催をする幹事もいます。それだけならまだいいのですが、中には、前日に突然集合時間や金額を変更するようないい加減だったり、ひどいのになると最初から出会いを目的で開催していたりといった例も、少なくありません。

大人数オフだと進行があわただしかったり、1度だけでは参加者同士仲良くなりにくいという難点はあるものの、不快な思いや、心地悪さを感じる可能性は少ないのではないかと思います。

カラオケオフ当日!参加の前に注意する点

さて、カラオケオフの参加表明を出していよいよ当日がやってきました。参加の前に注意するべきことを書いていきます。

まず、集合場所に遅刻しないこと。これはカラオケオフに限らず、社会人としては当然のことですね。○時集合、×時開始となっているオフは、集合の時間よりも5分くらい前には集合場所にいるのがよいでしょう。オフ会に慣れてくると、集合時間にはほとんど人が来ないということもありますが、それは常連になってからの話。初参加で集合時間に来ないというのはそれだけで幹事に迷惑をかけますし、印象も悪くなるでしょう。

それから、参加費は必ずおつりが出ないように用意していきましょう。一応、幹事もそれなりの細かいお金は用意してくるはずですが、何人もの参加者が1万円札を出していったら困ってしまうでしょう。

以上のように、遅刻しないこと、参加費をおつりが出ないように持っていくことの2点が、参加前に最低限注意するべき点です。

なお、服装などは普通の格好をしていけばまず問題ないでしょう。あまりにもだらしない恰好や、逆に、あまりにもおしゃれすぎる格好などをしていかなければ悪い印象を与えることはまずないかと思います。アーティストの限定カラオケオフであれば、そのアーティストのライブTシャツを着ていくというのもありでしょう。

カラオケオフの流れ

カラオケオフがどのような流れで進んでいくかを説明します。ここに書くのはあくまで一例であり、全てのカラオケがこのように進むというものではありませんが、下記の流れから逸脱することは少ないかと思います。

  1. いったん1つの部屋に全員集合し、集金、幹事のあいさつ、簡単な自己紹介が行われる
  2. (大人数オフの場合)部屋分けが発表され、各自が部屋を移動する
  3. カラオケ開始(部屋ごとで自己紹介をすることもあり)
  4. 終了時、再度集合部屋に集まり、幹事のあいさつ(行われずそのまま退店する場合もあり)
  5. 解散、または二次会へ移動

ここら辺の流れは、幹事さんに身を任せてしまいましょう。特に参加者が注意すべきことはありません。しいて言えば自己紹介くらいでしょうか。大体のオフでは、名前(ハンドルネーム)のほか、参加回数、よく歌うアーティストくらいなどを言えば十分です。大人数だと名前だけ言えばいいところもあります。はっきりと聞き取りやすい声で話しましょう。

カラオケが始まってからのマナー・注意点

いよいよカラオケオフがスタートです。大人数オフの場合は、小部屋に移動して、数分間場を和ますためのトークなどがあり、そのあと順番で曲を入れていくことになります。リモコンを各自操作する場合もあれば、曲番をシートに書いて部屋リーダーが操作を一括して行う場合もあります。

ここでは、実際に歌う流れがスタートしてからのマナーや注意点を列挙していきます。

  • 順番はちゃんと守りましょう。連投、割り込みなどはカラオケオフで最も嫌われる行為の1つです。
  • 人が歌っている時はちゃんと聴きましょう。携帯をいじるなどもってのほかです(リモコンを操作して曲を探す程度ならOKです)
  • 歌ってる人がコールなどをあおってきた場合は、なるべく乗ってあげるようにしましょう。知らない曲でも手拍子くらいはできると思います。
  • 自分の番が来たのに歌う曲が見つからなくて「ちょっと待って…」ということはないように、あらかじめ歌いたい曲は何曲か決めておきましょう。
  • 勝手に一緒に歌ったり、ハモったり、タンバリンを鳴らしたり、(コール等が推奨されていないオフで)コールなどをするのはやめましょう。
  • 肩でリズムを取ったり、声を出さず口だけなぞったり、うるさくない程度の手拍子をするのは推奨です。
  • アニソン、アイドル系のオフなら、コール、合いの手など推奨の事が多いです。積極的に盛り上げていきましょう。
  • 人が歌い終わったら拍手。知らない曲でも、「この曲いいですね~」「なんの主題歌でしたっけ?」などの会話は好感を持たれることが多いです(ただし、話しかけるのは曲が終わってから!)。
  • 人の番で勝手にキー変更、演奏停止などは論外!
  • 自分が歌い終わった時や、曲の予約を済ませた時は、すみやかにマイクやリモコンを次の人に渡しましょう
  • 歌の感想を言うのは、「上手いですね~」などと簡単な感想ならいいですが、あまり込みいった批評はしない方がよいです(誉める内容であっても)。
  • コラボを強要するのはやめましょう(特に異性相手に行うのは、幹事に目をつけられやすいです)。
  • 特定の相手に曲をリクエストするのも、初参加のときはやめておいた方がよいでしょう。その人には歌いたかった曲が他にあるかもしれません。
  • 採点機能やその他のゲームなどを勝手につけるのはやめましょう。
  • メドレーや、極端に長い曲の選曲はやめておきましょう。
  • すでに同じ部屋で歌われた曲を再度選曲するのは、仮に歌ったのが自分でなくても避けた方がよいと思います。同じアーティストの別の曲であれば全く問題がありません。
  • 下品な内容、思想的な歌詞等を含む曲などは、空気をよく読んで選曲してください。
  • テーマやアーティストが限定されているオフでは、そのテーマに沿った選曲を行う。
  • マイクに口をつけて歌うのは、特に女性などから嫌われる行為ですので、注意しましょう。気づかないうちに癖になっている人も結構います。
  • 録音、録画、撮影など許可なく行うのはやめましょう。
  • 会話をしたり、トイレに立つのは、間奏のときか歌が終わってから次の歌が始まるまでの間に行いましょう。
  • 誰かがトイレに行ったときに、「自分も」と行く人が多いですが、残された人からすると、自分の歌う番で突然人がたくさんいなくなって寂しい思いをするかもしれません。
  • 部屋移動が自由なオフであっても、その部屋の歌を一通り1回は聴き終わってから移動するようにしましょう。入ってきて歌ってすぐに移動したのでは、自分の歌を聴かせに来ただけなのかと思われることがあります。
  • 禁煙部屋での喫煙は論外です。
  • 連絡先交換などオフの最中で禁止されている場合は、行わないこと。異性に対してしつこくはなしかけるのは厳禁です。
  • その他、とにかく空気を読んだ行動、発言を心がけましょう

これらの多くは、カラオケオフに限らず、職場や友人などと行くカラオケでも同じことですね。

その他、気になる疑問点

Q:音痴だけど参加しても問題ない?
A:プロ志望の人や音大生だけが集まるようなカラオケオフでもない限り、音程が取れない参加者も何人かに1人の割合で必ずいます。もちろん歌はうまいに越したことはないですが、下手であってもオフ会に参加してはいけないという決まりはありません。歌の上手い下手よりも、上記で述べたマナーを守れるかどうかの方がはるかに大切です。

また、音程を取れない音痴は全く問題ないのですが、リズムが全く取れないタイプの音痴だと、周りの人が手拍子をしたり、コールを入れるのにちょっと困ってしまうかもしれません。参加してはいけないということはありませんが、音痴と言われたことがある場合は、リズムだけでも正しく歌えるようにした方が自分も他人も楽しめる確率が上がると思います。

Q:男性が女性曲をオク下で歌ってもいい?キーを変えても良い?
A:僕はこれまでに10以上のカラオケオフに参加していますが、男性で女性曲をオク下、またはキー変更で歌う人、女性で男性曲をキー上げで歌う人などいくらでもいますし、それについて文句を言っている人も見たことはありません。全く問題ないといえます。むしろ、無謀なキーで苦しい歌い方になっているよりは、多少下げてでも普通に歌えている方がよいと思います。ただし、曲の途中でキー変更を行うのは違和感がありまくるので、なるべく曲の予約時か、イントロのときにキーを変更しておきましょう。

Q:どんな曲を選曲するのがいい?
A:選曲はみなさんの自由です。ですが、初参加の最初の選曲は、誰でも知っているようなメジャーな曲から攻めるのが無難だと思います。誰でも知らない曲でも問題ないのですが、誰もノッてくれないとやはり寂しいものはありますからね。

それから、前の人が歌った曲と似たようなジャンルや同じアーティストの曲を入れるのも手です(ただし、全く同じ曲は避けた方がよい)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。注意点のところではかなり大量にリストアップしてしまいましたが、ほとんどの項目はごくごく当たり前のことで、わざわざ本記事に書かなくても皆さんが元々守っていただいていることばかりかと思います。

あまり難しく考えず、他の人に迷惑をかけたり、空気を読めない行動を控えて参加していただければ、初めてのカラオケオフ会は、皆さんにとって楽しい時間になるでしょう。

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