本記事では、AKB48の楽曲「シュートサイン」および小嶋陽菜のソロ曲「気づかれないように」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。
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「シュートサイン/気づかれないように」の概要
「シュートサイン」はAKB48の47作目のシングルで、センターポジションは、今作で卒業が決まっている小嶋陽菜。作詞が秋元康氏で、作曲は、これまでもAKB48系やハロプロなどに楽曲を提供している近藤圭一氏です。
「気づかれないように」は、TypeA~Cに収録されている小嶋陽菜のソロ曲で、作曲は若田部誠氏。
「シュートサイン」のコード進行
●歌い出し
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
●間奏1
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
●Aメロ
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
●Bメロ
|B♭m7|E♭|A♭M7|Fm|
|B♭m7|D♭|C|C|
●サビ
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
|Fm|B♭m|E♭|A♭|
|D♭|B♭m|C|C|
●間奏2
|Fm|Fm|
楽曲のキーはFマイナーで、楽譜だと♭が4つのキーです。サビやAメロなど、多くの部分で、F(Ⅵ)m→B♭(Ⅱ)m→E♭(Ⅴ)→A♭(Ⅰ)というコード進行が用いられており、哀愁漂う懐かしい感じのコード進行になります。日本で「カノン進行」や「王道進行」等が流行する以前から、歌謡曲等で用いられてきたコード進行です。
AKB48のシングル曲でサビがこのコード進行なのは比較的少ないのですが、SKE48では「美しい稲妻」「片想いFinally」等が同系統の楽曲と言えるでしょう。
サビの「♪ためらわず~」の部分で、もしかしたら変わったコードが使われているのでは?と思われたかもいらっしゃるかもしれません。その部分では、コードはD♭(Ⅳ)と記載しており、これはごく平凡なサブドミナントコードですが、ヴォーカルの旋律が「シ」つまり、Fマイナー楽曲のスケール上には存在しない音で歌っているため、インパクトを感じるのです。
この音が存在しているので、コードもD♭7と表記してもよいかもしれません。D♭7であればノンダイアトニックコードになります。
「気づかれないように」のコード進行
●イントロ
|F#m|Bm|E|A|
|F#m|Bm|E|A|
●Aメロ
|F#m|Bm|E|A|
|F#m|Bm|E|A|
|F#m|Bm|E|A|
|F#m|Bm|C#|D|
●Bメロ
|G|D|A|A|
|G|D|C#|C#|
●サビ
|F#m|Bm|E|A E/G#|
|F#m|Bm|E|A E/G#|
|F#m|Bm|E|A E/G#|
|F#m|Bm|E|E|
●間奏1
|F#m|Bm|E|A|
|F#m|Bm|E|A|
この曲のキーはF#マイナーですが、サビのコード進行は、表題曲「シュートサイン」と全く同じⅥm→Ⅱm→Ⅴ→Ⅰです。したがって、本曲も哀愁を感じる楽曲となっています。
Bメロでは、G→Dという進行が登場するため、初めて聴いた時はDメジャー、もしくはGメジャーに転調しているかのように錯覚しましたが、G(Ⅶ♭)はあくまでF#マイナー(Aメジャー)調の中の特殊コード(ノンダイアトニックコード)という扱いなので、転調はしておらず、インパクトを与えるテクニックとしてⅦ♭を用いているようです。
本シングルのタイプA~Eに含まれる楽曲については、以下の記事をごらんください。
今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。