本記事では、の楽曲「花cherie」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。
「花cherie」の概要
本曲は、AAAの西島隆弘のソロ7作目のシングルで、資生堂マシェリのテーマソングとして使用されている楽曲です。タイトルは「はなしぇり」と読みます。
「花cherie」のコード進行
●イントロ
|C#m F#m|B A G#・|
|C#m B AM7・|F#m7/B B|
|C#m A6|B A G# G#/C|
|C#m B A#m7-5・|B7(2拍)|Cdim/B|
●Aメロ(1コーラス)
|E F#m|G#m G#|
|C#m F#7|F#m E/G# F#m7/B Cdim|
|E F#m|G#m G#|
|C#m F#7|F#m B|
●Bメロ
|G#m|C#m|F#m|B・・A|
|G#m G#|C#m C#/F|F#m|B|
●サビ
|E A|B G#/C|C#m F#m7|B・E B/D#|
|C#m A|B G#/C|C#m F#m7|
|B E|(1コーラス)
|B(2拍)|C#m|(2コーラス)
●間奏1
|E/D A/C#|CM7 B|
●Aメロ(2コーラス)
|E|A G#|C#m B|A B|
|E|D#m7-5 G#|C#m F#/A#|F#m/B B|
※Bメロ、サビ繰り返し
ピアノとストリングスがメインの壮大なバラード曲。
キーはEメジャー(またはC#マイナー)で、主に使われているコード進行は、1つ目がトニックE(Ⅰ)とその代理コードC#(Ⅵ)m、2つ目がサブドミナントA(Ⅳ)とその代理コードF#(Ⅱ)の組み合わせでできる4通りが、いずれも各パートの先頭で使われています(Bメロ以外)。サビでは、1回目がⅠ→Ⅳ、2回目がⅥm→Ⅳ(小室進行)と、同じようなメロディーにちょっとだけ違うコードをつけて印象を変えています。
イントロとAメロでは、ピアノによってノンダイアトニックな響きを持つコードが多数弾かれています。特に、C(Ⅵ♭)をルート音に持つものが、効果的に使われている感じですね。イントロ最終小節のCdim/Bは(正しいかどうかはわかりませんが…)、半音違いの2音を持つため、不協和音を含むコードで、独特の不安定感を持っており、それが良いスパイスになっています。ノンダイアトニックでなくとも、F#m7/B等は、ピアノならではのコードと言えるでしょう。コード譜はピアノの音をなるべく再現できるように記載していますので、ギターで弾く際は、そこまで厳密に弾かなくても大丈夫かと思います。
間奏1の部分では、ルート音を順にD→C#→C→Bと下げるテクニックを使っています。
2コーラスのAメロは、1コーラスとは全く違うパートになっています。そのパートの後半ではE(Ⅰ)→D#(Ⅶ)m7-5→G#(Ⅲ)というお馴染みのパターンが登場しています。読者の方で、Ⅶm7-5→Ⅲのことを「純情進行」と呼んでいる方がいらっしゃいました。その名の通り、感情がにじみ出るような感じのする響きだと思います。当ページでもその呼び方を採用してみようかと思います。
ヴォーカルのキーは、最高音がソ#、最低音がド#、音域が1オクターブ+7音となります。Aメロ、Bメロは比較的低音で、サビで一気に高音になるパターンの楽曲ですね。
今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。