HKT48「バグっていいじゃん」のコード進行解析


本記事では、HKT48の楽曲「バグっていいじゃん」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

「バグっていいじゃん」の概要

本曲は、2017/2/15発売の、HKT48の9作目のシングルです。アニメ「カミワザ・ワンダ」のOPで、作曲は、ラブ・クレッシェンドの「愛してるとか、愛してたとか」等の作品があるジマエモン(ジマング)氏。

「バグっていいじゃん」のコード進行

●イントロ
|E♭|E♭|E♭|E♭|

●サビ(1)
|Cm A♭|B♭|Cm A♭|B♭|
|Cm A♭|B♭|Cm A♭|B♭|

●サビ(2)
|E♭|A♭|E♭|B♭|
|E♭|A♭|E♭B♭|A♭E♭|

●間奏1
|E♭・・B♭|A♭・・B♭|
|E♭・・B♭|A♭A・B♭・・D♭・|

●Aメロ
|E♭|D♭|E♭|D♭|
|E♭|D♭|E♭ B♭|E♭|

●Bメロ
|A♭|E♭|A♭|E♭|
|A♭|E♭|D♭|D♭|

※サビ(2)繰り返し

※サビ(1)繰り返し

コード、メロディーともにクセがなく、非常に素直で明るく覚えやすい8ビートポップスです。キーはE♭メジャー(♭が3つ)。

サビのうち、「♪間違いだらけ~」から始まるパート(サビ(2)と記載)は、E♭(Ⅰ)→A♭(Ⅴ)から始まる明るいコードで、このパート全体を通してスリーコードを用いたカデンツのみから成立しているパートです。コード進行の基本ともいえるパターンですね。

また、「♪バグっていいじゃん」の部分はC(Ⅵ)m→A♭(Ⅳ)→B♭(Ⅴ)という「小室進行」。ですが、一般の小室進行のようなカッコよさとか暗さとかは感じず、どちらかというと、A♭(C)→A♭→B♭という進行に近いので、このパートもとても明るい印象ですね。ちなみに、公開されている範囲では、マイナーコードはこの部分にしか登場しません。

AメロとBメロは、スリーコード以外にD♭(Ⅶ♭)というノンダイアトニックコードが使用されています。このコードは、同主短調であるE♭マイナーの楽曲から一時的に借りてきたコードで、トニック(Ⅰ)の直前のアクセントとして用いることが多くあります。Aメロだけ見るとE♭→D♭の繰り返しなので、調性がE♭なのかA♭なのかわかりにくいかもしれませんが、E♭のところで安定感を感じることから、転調はしていないものと思われます。

ヴォーカルのキーは、最高音が「ド」、最低音が「シ♭」で、1オクターブ+2音。音域的にもメロディー的にも、大衆的で歌いやすいように作られていると思いました。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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