本記事では、ゴールデンボンバーの楽曲「令和」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによるもので、必ず正しいという保証はできかねますのでご了承ください。
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「令和」の概要
かねてより新元号ソングを配信することを告知していたゴールデンボンバーですが、本日(2019年4月1日)、内閣による新元号「令和(れいわ)」の発表から、わずか1時間後に本曲「令和」が配信されました。CD発売は4/10予定。
「令和」のコード進行
※最初の1フレーズはコード不明
●イントロ(♪Chu Churu Chu…)
|Gm F|E♭F|Gm F|B♭D|
|Gm F|E♭F|Gm F|D|
●Aメロ(♪三十年続いた時の)
|Gm|Gm|E♭|D|
|Gm|Gm|E♭|D|
●Bメロ(♪それはこの時を生き抜いた)
|E♭|F|D|Gm|
|E♭|F|B♭|D|
●1コーラスサビ(♪令和 時が流れて)
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭D|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭D|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|(N.C.)|
※Aメロ、Bメロ繰り返し
●2コーラスサビ(♪令和 時が流れて)
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|
●間奏
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|
※Bメロ繰り返し(最後に2拍分だけDを追加)
※2コーラスサビ繰り返し
●後奏
|E♭F|Dm Gm|E♭F|B♭|
|E♭F|Dm Gm|Cm|D|
|(N.C.)…|
| ←この記号は小節の区切りを表します。
・ ←この記号は一拍分だけ直前と同じコードを鳴らすことを意味します。A・・BならAを3拍、Bを1拍です。
/ ←この記号で区切ったものは分数コードです。分母にある音を最低音にして演奏してください。多くの場合、分子のコードよりも最低音が分母の音であることの方が重要です。
※文中のローマ数字は、マイナー調楽曲の場合でも平行調のメジャー調における記載としています(例:マイナートニック=Ⅵm)。
ユーロビートのような伴奏に載せたノリの良い楽曲。この曲を聴くだけで、新元号を完全に覚えてしまいそうなほど、たくさんのタイトルコールがあります。おそらく「令和」の部分以外は事前に既に完成していて、「令和」とその周辺の部分だけ当日に追加録りしたのだと思いますが、そうだとしても撮影、録音、編集等をわずか1時間足らずで完成させ、配信まで持っていた金爆やスタッフ達はさすがと言うべきでしょう。
楽曲の調はGマイナー(B♭メジャー)で、イントロのコード不明の部分を除けば、転調はありません(イントロのドラム等が入る前のコードや調が本当に謎です。どなたかわかる方いらっしゃいますか?)。
サビのコード進行は、E♭(Ⅳ)→F(Ⅴ)→D(Ⅲ)m→G(Ⅵ)mの、典型的な「王道進行」。「平成」時代のJ-POPで、1,2を争うほど多く使われてきたパターンですが、「令和」時代にも人気のパターンとなるのか、それとも、他の流行りのパターンにとって代わるのでしょうか。
さて、この曲、全体を通して、使われているコード進行自体は至ってオーソドックスなのですが、興味深いことがありまして、1コーラスと2コーラス(およびラスサビ)のサビで、1か所だけコードが異なるところがあるのです。具体的には「♪歳を重ねて」の「♪を重ねて」の部分で、1コーラスではB♭(Ⅰ)→D(Ⅲ)と推移しているのですが(ベース音を聞くとわかり易いです)、2コーラスではこの小節はB♭のみとなっています(ベース音がずっと同じ)。最初は「※繰り返し」とだけ書いて済ませようと思っていたのですが、よく聴いてみると、「あれ?違うぞ」と気づきました。
あえてこのように編曲した意図は、必ず何か存在するとは思いますが、残念ながら自分には分かりませんでした。しかし、1番と2番で全く同じでもいいようなところで、妥協せずに別々のアレンジを考えるところにこだわりを感じました。コピペだけで2番を作るような編曲をされている方は、こういうところはぜひ参考にしていただけたらと思います。
ヴォーカルのキーは、最高音がHi-C,最低音がMid1-Dで、音域が1オクターブ+10音(2オクターブ-2音)と非常に広音域かつ高音域の楽曲です。女性にとってはちょうどよいくらいの高さだと思いますが(Aメロは女性にとってはやや低いか)、ほとんどの男性にとっては、歌いこなすことが難しいキーかと思われます。無理をせずキーを下げて歌う事をお勧めします。
今回の記事は以上となります。「令和」時代も良い楽曲がたくさん生まれると良いですね。今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。