L’Arc-en-Ciel「Don’t be Afraid」のコード進行解析と楽曲の感想


本記事では、2016/12/21発売のL’Arc-en-Cielの楽曲「Don’t be Afraid」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は耳コピで行っておりますので、必ずしも正確である保証はありませんがご理解いただければ幸いです。

「Don’t be Afraid」の概要

本作はL’Arc-en-Cielの41作目となるシングルで、映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」の日本語吹き替え版の主題歌となっています。

「Don’t be Afraid」のコード進行

●イントロ
|Am7|Am7|Am7|Am7|

●出だしサビ
|Am7|F|G|C E/G#|
|Dm7|C/E|Fm|(N.C.)|

●間奏1
|Am|Am|F#m7-5|F#m7-5|
|Dm7|C/E|Fm|G7 E7|

●Aメロ
|Am7|Am7|Am7|Am7|
|F|F|G|G|
|Am7|Am7|G#aug|G#aug|
|F|F|G|G|

●Bメロ
|Em7|F|G|Am|
|Em7|F|Dm Em|F|
|G|G・・Fm|

●サビ
|B♭m7|G♭|A♭|D♭A♭/C|
|E♭m7|Fm|G♭|Fsus4 F|
|B♭m7|G♭|A♭|D♭A♭/C|
|E♭m7|Fm|G♭|F7|

●間奏2
|B♭m|B♭m|Gm7-5|Gm7-5|
|E♭m7|Fm|F#m|G7 E7|(N.C.)(2拍)|

※Aメロ~サビ繰り返し

●間奏3
|B♭m|D♭/A♭|G♭|B/D#|
|B♭m/F|F|B♭m|B♭m|
|G♭|E♭m|A♭/C D♭|G♭|
|E♭m|Fm|G♭|G♭|
|A♭|F|

●ラスサビ
|B♭m7|G♭|A♭|D♭F/C|
|E♭m7|Fm|G♭m|F|
|B♭m7|G♭|A♭|D♭A♭/C|
|E♭m7|Fm|G♭|F7|

●後奏
|B♭m|B♭m|Gm7-5|Gm7-5|
|E♭m7|Fm|F#m|A♭7 F7|
|B♭m7|B♭m7|B♭m7|B♭m7|B♭m7|

ラルクの名曲「finale」や「浸食」等を彷彿とさせる、やや暗く不気味な印象を持った楽曲です。いずれのパートもピアノの伴奏がとてもきれいなメロディーを奏でていますね。

楽曲のキーは途中までAマイナーで、サビからB♭マイナーに転調しています。これは、キーが1個だけ上がる転調で、多くの楽曲ではラスサビの盛り上がり部分で使われますが、本曲のようにBメロ→サビの箇所で使われることもしばしばあります。Bメロの最後の小節は、3拍目までは通常のドミナントコード(G = Ⅴ)ですが、最後の1拍分だけ、F(Ⅳ)mもしくはFに聞こえるコードが登場し、このコードが転調後のB♭mを誘導しているように聴こえました。

間奏2と記した部分の最後の小節で唐突にG→Eというコードが登場し、この部分で元のキーに戻る転調が行われています。

サビのコード進行はB♭(Ⅵ)m→G♭(Ⅳ)の「小室進行」で、サビは典型的な進行が多いのですが(ただしイントロのサビとラスサビの前半は、1~2コーラスのサビとは少しだけ異なるコード進行です)、サビ以外では特殊なコードを使っている部分がいくつか見られました。

例えば、間奏のA(Ⅵ)m→F#(Ⅳ#)m7-5という部分や、その後のサブドミナントマイナーF(Ⅳ)m、AメロのG#(Ⅴ#)aug等の部分では、ノンダイアトニックコードによる独特のインパクトを感じることができます。

ヴォーカルの最高音はサビの「ラ♭」、最低音はBメロの「ソ」で、音域は1オクターブ+1音となります。少々不気味な曲調ながらパワフルなhydeの歌声とキャッチーなメロディーが頭から離れそうもありません。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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