乃木坂46「いつかできるから今日できる」のコード進行解析


本記事では、乃木坂46の楽曲「いつかできるから今日できる」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

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「いつかできるから今日できる」の概要

本曲は乃木坂46の19枚目のシングル「いつかできるから今日できる」(2017/10/11)の表題曲。

乃木坂46のメンバーが多く出演する映画「あさひなぐ」の主題歌で、作詞は秋元康、作・編曲はAkira Sunsetと京田誠一の共作。

「いつかできるから今日できる」のコード進行

●イントロ
|C#m|A|B|E・・B/D#|
|C#m|A|B|E|

●Aメロ
|C#m|A|B|E・・B/D#|
|C#m|A|B|E|
|C#m|A|B|E・・B/D#|
|C#m|A|B|

●Bメロ
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|A|
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|(N.C.)|

●サビ
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|A|
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|A|

●間奏1
|C#m|C#m|

※Aメロ、Bメロ、サビ繰り返し

●間奏2
|C#m|A|B|E|
|C#m|A|B|B|B|

●ラスサビ
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|A|
|E|E|B|B|C#m|C#m|A|A|

●後奏
|C#m|A|B|E・・B/D#|
|C#m|A|B|E|E|

ミドルテンポのポップスナンバー。映画の主題歌らしく、非常に綺麗なアレンジに仕上がっています。アレンジやコード進行的には、「君の名は希望」のイメージに近いのではないかと思いました。

楽曲のキーはEメジャー(またはC#マイナー)で、転調はありません。それどころか、ノンダイアトニックコードの使用もなく、コード進行的には極めてオーソドックスなパターンが使われた楽曲と言えます。

使用されているコード進行は、大きく分けて2つのみで、1つは、Aメロやイントロ、間奏等で使われている、C#(Ⅵ)m→A(Ⅳ)→B(Ⅴ)→E(Ⅰ)という「小室進行」です。カッコいい感じの楽曲で使われることが多い、人気の進行です。

もう一つは、サビやBメロで使われている、E(Ⅰ)→B(Ⅴ)→C#(Ⅵ)mという、「カノン進行」。AKB48とその関連グループのシングルではダントツで多く使われているパターンです。小室進行はマイナー調、カノン進行はメジャー調の楽曲で使われるため、1つの曲で混在することはそれほど多くはないのですが、この曲はAメロからBメロに至るところで、マイナー調からメジャー調に遷移しています(「平行調」への転調とみることもできますが、調号が変わらないため、当サイトでは転調には含めていません)。難しい言葉を使わずに言えば、「暗い感じから明るい感じに様変わりする」といった感じでしょうか。

コード進行の話とはちょっとずれますが、AメロからBメロに移行するところでは、リズムもちょっと変わってまして、Aメロの最後の「♪語りはしない」という小節の後、普通はもう1小節入ってちょうど偶数個の小節なのですが、この曲の場合、次の「♪君がやりたいと」というBメロの先頭小節がすぐに来ているため、最初聴いた時は、どこからがBメロなのかわかりませんでした。変化・意外性を与えるためのテクニックの一種だと思います。

ヴォーカルのキーは、最高音がHi-C#、最低音がMid2-Bで、音域は1オクターブ+2音となります。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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