福山雅治「聖域」のコード進行解析


本記事では、福山雅治の楽曲「聖域」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

「聖域」の概要

本曲は、福山雅治の約2年ぶりとなる、32枚目のシングル「聖域」(2017/09/13発売)の表題曲で、ドラマ「黒革の手帖」の主題歌。作詞・作曲は福山本人が行っています。

「聖域」のコード進行

●イントロ
|(N.C.)※♪ドゥ~の部分…|

|Am|Am|
|E F|F# G G# A|A# B C|C# D D#|
|E|E|E|E|

●Aメロ
|Am|Am|Am|Am|
|Am|Am|E7|E7|
|Am|AM7|Am7|D7|
|Dm|E|
|Am G|F E|Am G|F E|
|Am|Am|Am|Am|
|Am|Am|E7|E7|
|Am|AM7|Am7|D7|
|Dm|E|
|Am G#aug|G E/G# Am・・|

●Bメロ
|F|C|G7|C|
|F|C|D#dim(またはD#/B)|〃|
|E|E|E|E|

●サビ
|Am|F|C|E|
|Am|F|C|E|
|Am|G#aug|C/G|D7|
|Dm7|Dm7|E|E|Esus4|E|
|Am G|F E|Am G|F E|
|Am G|F E|

●後奏
|E F|F# G G# A|A# B C|C# D D#|
|E|E|E|E|Am|

ラテン系かつジャズ風味のアップテンポなナンバー。アレンジには、特徴的な音色を持ったバンジョーが使われています。福山雅治の楽曲は、近年ゆったりとしたバラード曲が多かったので、こういった曲調の作品は、シングルでは久しぶりですね。「HEAVEN」や「Gang★」といった作品が、シングルでは本曲に近い曲調だと思います。

楽曲の調は、Aマイナーで、転調はしていません。楽曲のところどころで、「クリシェ」というテクニックが使われています。たとえば、AメロのAm→AM7→Am7や、サビのAm→G#aug→C/Gといったところがそれで、前者は最高音、後者は最低音のみが半音ずつ下がって、残りの音が固定されているパターンとなります。

Bメロの直前では、D#(Ⅱ#)dim→E(Ⅲ)という独特のコード進行が現れます。D#はB(Ⅶ)でも置き換え可能で、Ⅶ→Ⅲは、本曲のようなマイナー調の懐かしい感じの楽曲には良く出てくるパターンです。Ⅲ自体もノンダイアトニックコードなのですが、Ⅱ#dim(またはⅦ)は、そのⅢよりも更に強い印象を持って、かつⅢを誘導する働きがあるノンダイアトニックコードです。楽しい曲調で使うと不自然となってしまう事も多いのですが、本曲のような曲調ならば使えることが多いパターンですので、覚えておいて損はないでしょう。

サビのパターンはA(Ⅵ)m→F(Ⅳ)の「小室進行」。非常にポピュラーなコード進行の1つですが、福山雅治のシングルに限れば結構レアな方ではないかと思います(メジャーコードから始まるサビが圧倒的に多いです)。

前奏・後奏に出てくるE→F→…→D#の部分は、ベースラインが半音ずつ上がり最終的に1オクターブ上がっています。この部分は、演奏する際はコードをちゃんと弾くのではなく、ベース音のみ、またはパワーコードのみで弾く方が不自然ではなくなるかと思います。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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