シド「硝子の瞳」のコード進行解析


本記事では、シドの楽曲「硝子の瞳」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は耳コピで行っておりますので、必ずしも正確である保証はありませんがご理解いただければ幸いです。

「硝子の瞳」の概要

本曲は、ロックバンド・シドの1年2か月ぶりとなる21枚目のシングルの表題曲で、映画「黒執事 Book of the Atlantic」の主題歌となっております。

「硝子の瞳」のコード進行

●イントロ
|Dm7|F/E|F|F/G|
|Dm7|F/E|F|F/G|

●歌い出し
|Dm7|F/E|F|F/G|
|F/B♭|A7|

●間奏1
|B♭M7|B♭M7 A7|Dm7|Dm7 G|
|B♭M7|B♭M7 A7|Gm7 A7|Dm7|

●Aメロ
|B♭M7|B♭M7|B♭M7|B♭M7|
|Dm7|Dm7|Dm7|Dm7|
|B♭M7|B♭M7|B♭M7|B♭M7|
|Dm7|Dm7|Dm7|Dm7|

●Bメロ
|E♭M7|E♭M7|Dm7|Dm7 C|
|B♭ C|Dm C/E F G|Em7-5|A7|

●サビ
|Dm7|C/E|F|G|
|B♭|B♭|C|A7|
|B♭|C|A7|Dm|
|Gm7|A7|

※間奏1繰り返し

イントロの部分では変わったコードの表記を行っていますが、アルペジオに含まれている音を重視した表記にしているだけなので、実質的にはサビと同じコード進行とみなしてかまいません。

さて、そのサビですが、ルート音がD→E→F→Gと上昇するコード進行です。ルート音以外の部分だけ見るとD(Ⅵ)m→C(Ⅴ)という進行なのですが、1小節目から2小節目にかけて、ルート音が下降するか上昇するかは、全く同じ構成音であっても聴いた印象が結構違いますね。どちらかと言えば、徐々に盛り上がっていく構成に適したコード進行であるように感じます。この辺は分数コードの上手い使い方の例と言えるでしょう。

サビの後半部分ではB(Ⅳ)→C(Ⅴ)→A(Ⅲ)7→D(Ⅵ)mという「王道進行」の一種が使われています。

他には、Bメロ先頭のE♭(Ⅶ♭)M7というコードも、一瞬転調したのではないかと思わせるような、インパクトのある進行ですね。実際には本曲は(試聴できる範囲では)転調は行われておらず、キーはDマイナーで一貫しています。

Bメロ後半ではルート音を小刻みにB♭→Gまで上昇しています。これも、分数コードを使ったテクニックですね。Bメロ最後のE(Ⅶ)m7-5→A(Ⅲ)は、Dmを誘導するための、2つで1セットのコード進行で、頻出のテクニックです。

ヴォーカルのキーは、最高音が「ラ」、最低音は「ミ」、音域は1オクターブ+5音となります。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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