Sourcy Dog「ゴーストバスター」のコード進行解析


本記事では、Sourcy Dogの楽曲「ゴーストバスター」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによるもので、必ず正しいという保証はできかねますのでご了承ください。

「ゴーストバスター」の概要

本曲は、3ピースバンドSoucy Dogが2019/2/18にMVを公表した新曲で、リクルート社が企画した「Follow Your Heart&Music」の5つの参加作品の中の1作です。

「ゴーストバスター」のコード進行

●1コーラスAメロ(♪右も左も)
|F#|F#|B|D|
|D#m|C#m|B|B|
|F#|F#|B|D|
|D#m|C#m|B|D B|

●1コーラスBメロ(♪いずれ夢は)
|Cm7-5|B|A#m|F#m/A|
|G#m|G#m|F#|F#|

●1コーラスサビ(♪周りの声に)
|B|C# Ddim|D#m|C#m F#|
|B|A#m|D#m|F#7|
|B|C# Ddim|D#m|G#|
|B|D|

●間奏
|F#|F#|F#|F#|

●2コーラスAメロ(♪久しぶりに会った)
|F#|F#|B|D|
|D#m|C#m|B|D|
|F#|G#m|A#m|Ddim|
|D#m|C#m|B C#|F#|

●2コーラスBメロ(♪夢をあきらめた)
|Cm7-5|B|A#m|A#|
|D#m|C#m|B|Bm|
|F#|F#|

●2コーラスサビ(♪がれきの中で)
|B|C# Ddim|D#m|C#m F#|
|B|F#/A#|G#m|F#|
|B|C# Ddim|D#m|G#|
|B|D|F#|F#|

●ラスサビ(♪周りの声に)
|B|(N.C.)|〃|C#m F#|
|B|A#m|D#m|Gdim|
|B|C# Ddim|D#m|G#|
|B|D|

●後奏
|F#|G#m|F#/A#|Bm|
|F#|G#m|F#/A#|Bm|
|F#|G#m|F#/A#|Bm|
|F#|G#m|F#/A#|B|F#

| ←この記号は小節の区切りを表します。
・ ←この記号は一拍分だけ直前と同じコードを鳴らすことを意味します。A・・BならAを3拍、Bを1拍です。
/ ←この記号で区切ったものは分数コードです。分母にある音を最低音にして演奏してください。多くの場合、分子のコードよりも最低音が分母の音であることの方が重要です。

ギター、ドラムの音と女性コーラスのハモリが特徴的な8ビートロックで、楽曲の調はF#メジャーです。本曲は、いたるところにノンダイアトニックコードを駆使したパートが存在します。

まず、Aメロですが、F#(Ⅰ)→B(Ⅳ)→D(Ⅴ#)の中のDと、その後のD#(Ⅵ)m→C#(Ⅴ)mのC#mがそれに当たります。いずれも、同主調(F#マイナー調)からの借用と取れるコードで、部分的にハッとするような感情を受けます。

Bメロは、Cm7-5→B→A#m→F#m/Aと進んでおり、これはベースラインを半音ずつ下げながらノンダイアトニックを混ぜる手法が取られています。なお、ノンダイアトニックは、1つ目のCm7-5と、4つめのF#m/Aです。

サビは|B(Ⅳ)|→|C#(Ⅴ) D(Ⅴ#)dim|→|D#(Ⅵ)m|と進んでおり、単にⅣⅤⅥmと進むのとよく似ているのですが、2小節目の後半(♪「僕は」の部分)でⅤ#dimが非常にいい味を出しています。単にB→C#→D#mとするのと弾き比べてみていただきたいのですが、どちらにしても不自然な感じはないのですが、本曲の進行の方がより深みかかって切ない感じが出ているような気がしませんでしょうか?

そしてこの曲、2コーラスはメロディーもコード進行も、1コーラスとは大きく異なっております。Aメロの「♪どうせなら~」から「♪頑張ってみないか」にかけてのメロディーの盛り上がり方は素晴らしいですね。しばらくは低音部が続くと思わせておいて、いきなり高音のフレーズが来るのはインパクトが強いです。1フレーズの中に1オクターブ半くらいの高低差のあるパートです。

そして、ラスサビに入ったところで、いったんドラム以外の楽器が止み、3小節後に再開するわけですが、このパート、最初は1コーラスと全く同じと思って聴いてたのですが、一カ所だけ、違うコードが使われているのではないかと思います。その箇所は8小節目「♪言いたい奴らには」の部分です。

この部分、少し耳コピに自信がなかったのですが、1コーラスではおそらくF#(Ⅰ)か、F#7のいずれかではないかと思います。一方、ラスサビの同じ場所では、F#やF#7等とは明らかに違う響きが聴こえました。何のコードであるかの判断が難しかったのですが、ベース音がG(ソ)の音に聞こえたのと、D#7(Ⅵ7)のようなハーモニック感があったため、コード譜ではG(Ⅰ#)dimと記載しました。もちろんノンダイアトニックコードです。そしておそらく、この箇所以外のコードは、1コーラスのサビとラスサビで共通しており、あえて1か所だけこのコードを入れてきた真意はわかりませんが、「目立つコード」でることは間違いがなく、この楽曲の中で一番表現したかったのが、この付近のメロディーであったり歌詞であったりするのかもしれません。(管理人の聴き間違いだったらすいません…)

ヴォーカルのキーは最高音がHi-B、最低音がMid2-D#、音域が1オクターブ+8音で、男性曲としては非常に高音&広音域の部類に入ると思います。

今回の記事は以上となります。細かくて、うっかりすると聞き逃してしまいそうなところに変わったコードが入っている楽曲は、隠し味的な感じがしてとても好みです。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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