Aimer「茜さす」「everlasting snow」 のコード進行解析と楽曲の感想 ※11/13 everlasting snow追加


本記事では、2016/11/16発売のAimerの楽曲「茜さす」のコード譜と、音楽的な解説、および楽曲を聴いた感想を記していきます。

※2016/11/13 「everlasting snow」のコード譜も追加。

「茜さす/everlasting snow」の概要

本作は、Aimerの12作目のシングルで、表題曲「茜さす」はアニメ「夏目友人帳 伍」のエンディングに使用されています。現在公式動画で公開されている範囲が、1コーラスのサビから2コーラスのサビまでだと思いますので、コード採譜はその範囲内で行います。フルバージョンを聴く機会があれば、また追記していきたいと思います。

「茜さす」のコード進行

●サビ
|D#m C#/F|F#・・C#/F|
|D#m B|C#|
|D#m C#/F|F# A#|
|D#m B|C#|
|BM7 C#|BM7 C#|

●間奏
|D#m C#/F|F#sus4 F#|
|B|C#|

●Aメロ
|F# Bm/F#|F#・・C#/F|
|D#m C#|BM7|
|C# Ddim|D#m C# Cm7-5・|
|B|C#|

●Bメロ
|B|C#/B|A#m7|D#7|
|G#m7|F#|E|C#・・A#|

※サビ繰り返し

●Cメロ
|D#m|C#|G#m7|…(以下後日追記予定)

前作「蝶々結び」と同じように、ミドルテンポのバラードに近い楽曲。キーはD#マイナー(F#メジャー)で、楽譜だと#が6個(♭6個でも可)の調です。ギターでコードを弾く場合は、カポ+1でDマイナーのコードを弾くと簡単になると思います。

AメロではF#(Ⅰ)→B(Ⅳ)m/F#→F#と、サブドミナントマイナー(Ⅳm)を含むコード進行から始まります。このパターンは、Ⅰ→Ⅳとする明るいコード進行に比べると、どことなく幻想的な、不思議な感覚を与えるパターンです。なお、Aメロのルート音だけに着目すると、どのコードのルート音も、その前後のコードのそれと、半音または全音の差しかなく、ルート音が非常に滑らかに移動しているコード進行であることがわかります。

続いて、Bメロでは、「王道進行」というコード進行が使われています。「王道進行」というとⅣ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵmの事を指すのが一般的で、本曲は4つ目のコードがノンダイアトニックなⅥに置き換わっていますが、これでも「王道進行」の一種とみなして差支えはないと思います。

Bメロからサビに入るところはE(Ⅶ♭)→C#(Ⅴ)と、いかにもメジャー調を誘導しそうなコードを使いながら、最後の1拍だけA#(Ⅲ)という、マイナーコードを導出するコードに変わり、これにより、サビがD#(Ⅵ)mから始まるマイナー調になります。厳密に言えば、長調から短調への「平行調」の転調とみなすこともあるかもしれません(ただし、平行調の転調は、他の転調と違い「調号が変わらない」という性質から、定義が曖昧なため、僕のブログではこのような曲調の変化は、「転調」とは見なしていません)。

このように、サビの直前になって突然違うコードに切り替えて、予想されたコードと別のコードからサビに入る手法は、前作の「蝶々結び」でも見られました(前作は、平行調ではなく、調号が変わる転調です)。これによって、最初から同じコードを使うよりも、突然曲の感じが変わったというインパクトを、聞き手に与えることができます。

サビはD#(Ⅵ)m→C#(Ⅴ)/F→F#(Ⅰ)という進行で、よくあるⅥm→Ⅴパターンですが、本曲では2つめの分数コードが重要で、これにより、ベースラインが徐々に上昇し、通常のⅥm→Ⅴとはちょっぴり異なる印象になります(どう異なるかというのは言葉では説明しづらいですが…)。

2小節目と6小節目は、メロディーはほぼ同じですが、2つ目のコードが、C#(Ⅴ)=メジャースケールのドミナントから、A#(Ⅲ)=メロディックマイナースケールのドミナントに代わっており、後者の方がノンダイアトニック特有の切なさ・感動といった感覚を強く持つことになります。

ヴォーカルの最高音はBメロやサビで何度か登場する「ド#」、最低音はAメロの最初のフレーズ等で使われている「ファ#」、音域は1オクターブ+7音となります。

Aメロのサブドミナントマイナーや、各所に登場するⅢコード等、切なげな伴奏を奏でる部分に、Aimerの切ないヴォーカルが重なり、グッとくる箇所が多い印象を持ちました。フルコーラスでも聴いてみたいですね♪

「everlasting snow」のコード進行

カップリングの「everlasting snow」の方も公式動画が発表されましたので、公開されている範囲のみではありますがコード譜を採譜してみました。

●Aメロ
|C|F6|G|C|
|F G|Em7 Am|
|D/F#|F G|
|C|F6|Em7・・E|A|
|F#m7-5 FM7|Em7 D#dim|
|Dm7 G|C・・C#dim5/G(2コーラスはCaug)|

●Bメロ
|FM7|G/F|Em7|Asus4 A|
|Dm7 G7|Em7 Am|
|A♭M7|G|G|

●サビ
|C Em7|F G|
|Bm7-5 E7|Am・Gm7 F#dim|
|F C/E|Dm G C・|
|Dm7・・Em7|FM7 Fm6|

●間奏1
|F#m7-5 FmM7|Em7 Cm/E♭|
|A♭M7|Gsus4 G|

※Aメロ~サビ繰り返し

●間奏2
|A♭|Cm|BM7 EM7|B♭sus4|B♭|

●Cメロ
|A♭|Gm7 Cm|Fm7 G|Cm・B♭m7 E♭|
|A♭|Gm7 Cm|Fm7 Gm7|A♭m7|B♭|B♭|

●ラスサビ
|E♭ Gm7|A♭ B♭|
|Dm7-5 G7|Cm・B♭m7 Adim|
|A♭ E♭/G|Fm B♭ E♭・|
|Fm7・・Gm7|A♭M7 A♭m6|

●後奏
|F/A A♭|Gm7 E♭m/G♭|
|Fm7|B♭sus4 B♭|E♭|

特殊なコードが多く、特に、Aメロ最後のコードは何度聞いても特定できませんでした。表記したコードが合っているかどうかの自信はありません。ラスサビは1,2コーラスのサビに比べてキーが+3と非常に高音域のメロディーとなっています。

Aimerについては、以下の記事も興味があればご覧ください。

Aimer「daydream」収録曲のコード譜 ~ 「カタオモイ」「Falling Alone」「蝶々結び」「Stars in the rain」
本記事では、2016年9月21日発売のAimerのアルバム「daydream」に収録される楽曲のコード進行を耳コピで採譜したものを掲載します...
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