本記事では、Aqoursの楽曲「HAPPY PARTY TRAIN」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。
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「HAPPY PARTY TRAIN」の概要
本作は、「ラブライブ!サンシャイン!!」の2次元アイドルグループAqoursの通算3枚目(アニメ版やスクフェス版も含めれば9作目)のシングルです。作詞はおなじみの畑亜貴氏、作曲は「決めたよHand in Hand」の作曲も務めている渡辺拓也氏。
「HAPPY PARTY TRAIN」のコード進行
●イントロ
|D|E|A|F#m|
|D|E|F#sus4|F#|
|G|A|D A/C#|Bm|
|G|A|Bsus4|B|
●Aメロ
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|D/A|G#m7-5|G#m7-5|
|G|A|F#m|Bm|
|G|G|Asus4|A|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|D/A|G#m7-5|G#m7-5|
|G|A|F#m|Bm|
|G|A|D|D|
●Bメロ
|G|A|D A/C#|Bm|
|Em7|F#m7|G G#m7-5|A|A|
●サビ
|D|E|A A/G#|F#m|
|D|E|A|A|
|F#m|Faug|A/E|B|
|Bm7|C#m7|F#sus4|F#|
●間奏
|D|E|A A/G#|F#m|
|D|E|F#sus4|F#|
爽やかで明るい、アップテンポな楽曲。楽曲のキーは、イントロの途中からとAメロ、BメロがDメジャーで、イントロの前半とサビがAメジャー。近い調性なので、聴いていても転調したこと自体に気づかないこともありそうですが、間違いなく転調が行われています。
まず、イントロの8小節目~9小節目の転調は、AメジャーからDメジャーへの転調なので、「下属調」への転調。F#sus4→F#というコードがその間に挟まっていますが、このコードはいずれの調においても頻繁に用いられるノンダイアトニックコードで、転調前は「Ⅵ」として、転調後は「Ⅲ」として働いています。
Bメロからサビに至る転調は、「下属調」への転調の逆なので、「属調」への転調になります。間に挟まっているAというコードは、転調前はドミナント(Ⅴ)、転調後はトニック(Ⅰ)として働いており、この部分ではインパクトを感じるノンダイアトニックコードが使われていないことから、転調には気づきにくいかと思います。
使用されているコード進行のパターンは、転調後でも前でも、Ⅳ→Ⅴ→Ⅰという「SDT進行」(王道進行の仲間みたいなもの)が多いですね。
サビ後半ではF#m→Faug→A/Eという部分がありますが、これは「クリシェ」といって、いくつかの音を固定して1音だけずらしていく手法がとられています(この場合、上部が固定されてルート音が動いています)。
あと、Aメロの最初に登場するD(Ⅰ)→C#(Ⅶ)m7-5→F#(Ⅲ)は、μ’sの「僕たちはひとつの光」のサビと同じパターンで、メジャーからマイナー調のコード進行に自然な形で入るように多くの楽曲で使用されているパターンです。
ヴォーカルのキーは、最高音が「ド#」、最低音が「ラ」、音域は1オクターブ+4音となります。
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今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。