チャラン・ポ・ランタン「進め、たまに逃げても」のコード進行解析


本記事では、チャラン・ポ・ランタンの楽曲「進め、たまに逃げても」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は耳コピで行っておりますので、必ずしも正確である保証はありませんがご理解いただければ幸いです。

「進め、たまに逃げても」の概要

本曲は2017/1/18発売のチャラン・ポ・ランタンのアルバム「トリトメナシ」に収録される予定の楽曲で、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングとして使われていました。同ドラマの楽曲というと、ブームにもなったエンディングの「恋」(星野源)のイメージが強いですが、本曲も非常に人気がある楽曲です。

「進め、たまに逃げても」のコード進行

●イントロ
|A|

●歌い出し
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|

●間奏1
|D C|B♭A|D C|B♭A|
|D C|B♭A|D C|B♭A|

●1コーラス
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm A#aug|D/A E/G#|Em7|A7|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|

●間奏2
|D C|B♭A|D C|B♭A|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm A#aug|D/A E/G#|Em7|A7|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|

●2コーラス
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|Bm|Em7|A7|
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm/D|G|Em7|A7|

●間奏3
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|

●Cメロ
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|F#|F#|F#|

●ラスサビ
|D|D|C#m7-5|F#|
|Bm|G|Em7|A7|
以上4回繰り返し

※間奏3繰り返し

●ラスメロ
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|Bm|Bm|Em F#m|E/G# F#/A#|
|F#|F#|Bm|

アコーディオンや管楽器の音色がよく効いた、アップテンポで楽しげな、ドラマのイメージに合った楽曲です。この曲はAメロ、Bメロ、サビ等のパート分けが難しかったので「1コーラス」「2コーラス」といった分類を行っています。「Cメロ」と記載した部分は、曲調が静かで奇妙な感じに変わるところです。

メインとなるコード進行はD(Ⅰ)→C#(Ⅶ)m7-5→F#(Ⅲ)というコード進行で、このパターンは使用率が多いととまでは言いませんが、決して珍しいとまでは言えないコード進行です。Ⅶm7-5→Ⅲは2つ1セットのコード進行で、本曲のようにメジャー調の明るい曲でも、マイナー調の暗い系の楽曲でも、いずれにおいてもインパクトを出すことができる便利なパターンです。Ⅰ→Ⅲと進行するのもオシャレな響きを持っていますが、Ⅶm7-5を挟むのもそれとは異なる味わいがある響きを持っています。ちなみに、Ⅶで始まるコードはⅢを誘導しやすい性質がありまして、Ⅶm7-5→Ⅲの他に、Ⅶ→Ⅲとか、Ⅶm→Ⅲといったコード進行も多くの楽曲で使われています。

このパターンが繰り返し続くのですが、突然曲調が変わり、声の出し方も大きく異なるパートが途中と最後に現れます(「♪いってきます」の部分です)。暗く、奇妙で、ちょっぴり悲しそうな雰囲気の部分が少々続いてから、突然元の明るい雰囲気の楽曲に戻る、そのギャップが本曲の持つ特徴の1つではないかと思います。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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