米津玄師「orion」のコード進行解析


本記事では、米津玄師の楽曲「orion」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

「orion」の概要

本曲は、米津玄師の、昨年の「LOSER」以来の6作目のシングルで、アニメ「3月のライオン」のEDとなっています。

「orion」のコード進行

●イントロ
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|Cm E♭|

●Aメロ
|A♭ B♭|Cm E♭|×4

●Bメロ
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|G/B Cm|
|Fm7 A♭m|E♭|

●間奏1
|Cm B♭/D|E♭ A♭|
|Cm B♭/D|Cm B♭/D E♭|

●サビ
|A♭ B♭|Cm Gm|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|Cm Gm|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ G/B|

※間奏1繰り返し

※Aメロ、Bメロ、間奏1、サビ繰り返し

●間奏2
|Cm B♭/D|E♭ A♭|
|Cm B♭/D|E♭ A♭|

●Cメロ
|Cm B♭/D|E♭ A♭| ×8

●間奏3
|B♭|B♭|B♭|B♭|

※サビ繰り返し

●後奏
|A♭ B♭|Cm Gm|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ B♭|Cm Gm|
|A♭ B♭|Cm E♭|
|A♭ G/B|
|Cm B♭/D|E♭ A♭|
|Cm B♭/D|E♭ A♭|
|Cm B♭/D|E♭ A♭|
|Cm B♭/D|Cm B♭/D E♭|

前作と同様、最小限の楽器による伴奏で、ヴォーカルを引き立てる構成になっています。そのため、(特にAメロ、Bメロでは)コードの耳コピには(コードの種類の少なさのわりに)とても苦労しました。

本曲のキーはE♭メジャー(またはCマイナー)で、♭が3つの調。ギターで弾く場合は、E♭が少し難しいですが、それ以外はCm, Gm, A♭, B♭, Gがほとんどなので、E♭さえ練習すればカポ無しでも行けるのではないかと思います。

使用されているコードのパターンは大きく分けて2つ。1つは、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビと広い範囲で使用されているA♭(Ⅳ)→B♭(Ⅴ)→C(Ⅵ)m→E♭(Ⅰ)というもので、「456進行」とも呼ばれる、王道進行の親戚みたいなものです。
もう一つは、間奏やCメロで使用されているC(Ⅵ)m→B♭(Ⅴ)/D(Ⅶ)→E♭(Ⅰ)というもので、分数コードを使用することでルート音がC→D→E♭と滑らかに上昇しているのがポイントです。

ヴォーカルのキーは最高音がサビ後半の「シ♭」、最低音がAメロの「ミ♭」で、音域は1オクターブ+7音。音域が高いこともありますが、毎回のように節回しが細かく、歌いこなすのはかなり難しい曲と言えると思います。

今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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