当ブログでは様々なアーティストについて、楽曲のサビのコード進行でよく使われているパターンを集計しています。本日8/31が初音ミクの誕生日ということもあり、今回はVOCALOIDのオリジナル曲として、ニコニコ動画に投稿された楽曲について、どのようなコード進行のパターンが多いのか、そしてその傾向は他のアーティストの傾向と違いがあるのか、といった解析を行っていこうと思います。
画像引用元:©VOCALOID2 初音ミク(HATSUNE MIKU) | クリプトン
目次
集計対象曲および諸注意
集計対象とする曲は、ニコニコ動画に2011年までに投稿されたVOCALOIDのオリジナル曲のうち、2016年8月時点で再生数が100万回を超えている、いわゆる「伝説入り」の楽曲です。
2012年以降についてはこちら。
機械的に100万という数字で区切っているため、この記事を書いた後に100万再生を達成した楽曲は、残念ながら集計から外れることになってしまいますが、ご了承ください。集計対象の曲数は147曲となりました。
曲の一覧は、ニコニコ大百科(仮)のこちらのページを参考にしました(外部サイトへのリンクとなります)
オリジナル曲ではないもの(「トルコ行進曲-オワタ-」「Ievan Polkka」「粉雪」「ぶっちぎりにしてあげる♪」など)や、タイトルに下ネタを含むもの、同じ曲の別バージョン、メドレー、楽曲というよりは劇をメインとした動画で使われた曲などは割愛させていただいております。同じ順位における曲リストの順番は、年代が古い順(投稿日順)となっております。
コード進行のパターンは、当ブログのオリジナルの方法である「サビの最初の2つに着目した分類法」によって行います。これは、2つのコードに絞ることで、コード進行のパターン数が膨大になることを防ぐ意味もありますが、サビの最初の2つのコードが、楽曲の表情、感情を決めるにあたって特に重要である、という考えからです。このような分類法を用いているため、「カノン進行」や「王道進行」といった言葉の定義は、他のサイトで行われているものと若干異なる可能性があります(他サイトは4コード以上のまとまりをもって、それらの名称で呼んでいることもあるため)。
VOCALOID伝説入り楽曲で使われたコード進行ランキング
1位 Ⅳ→Ⅴパターン(王道進行)43曲
- みくみくにしてあげる♪/初音ミク
- Packaged/初音ミク
- 私の時間/初音ミク
- Dear/初音ミク
- 夕日坂/初音ミク
- イケ恋歌/鏡音レン
- ワールドイズマイン/初音ミク
- ダンシング☆サムライ/神威がくぽ
- 番凩/MEIKO,KAITO
- 初めての恋が終わる時/初音ミク
- RIP=RELEASE/巡音ルカ
- ルカルカ★ナイトフィーバー/巡音ルカ
- 1/6 -out of the gravity-/初音ミク
- 紅一葉/巡音ルカ
- メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト/GUMI
- ぼくらの16bit戦争/GUMI
- SPiCa/初音ミク
- 孤独の果て/鏡音リン
- LOL -lots of laugh-/初音ミク
- カムパネルラ/GUMI
- 円尾坂の仕立屋/巡音ルカ
- メランコリック/鏡音リン
- 桜前線異常ナシ/初音ミク
- glow/初音ミク
- ワンダーランドと羊の歌/初音ミク
- 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。/初音ミク
- Nyanyanyanyanyanyanya!/初音ミク
- タイガーランペイジ/鏡音リン
- 会いたい/GUMI
- リリリリ★バーニングナイト/lily
- ハッピーシンセサイザ/巡音ルカ,GUMI
- むかしむかしのきょうのぼく/初音ミク
- スキキライ/鏡音リン,鏡音レン
- バビロン/初音ミク
- 粘着系男子の15年ネチネチ/VY2
- クワガタにチョップしたらタイムスリップした/GUMI
- FREELY TOMORROW/初音ミク
- シリョクケンサ/GUMI
- 東京テディベア/鏡音リン
- エンヴィキャットウォーク/初音ミク
- スイートフロートアパート/GUMI
- 人生リセットボタン/GUMI
- インビジブル/GUMI,鏡音リン
VOCALOIDオリジナル曲のサビにおいて最も多く使われたコード進行はⅣ→Ⅴと進む「王道進行」でした。Ⅴの次はⅠ、Ⅲm、またはⅥmと進むことが多いです(このうちⅢm以外に進むものは「王道進行」と呼ばないこともありますが、当ブログでは一貫して全てを「王道進行」と呼んでいます)。
僕のブログで集計したことがある中で、この進行が1位になったアーティストは、嵐、SMAP、いきものがかり、水樹奈々など多数で、1位でなくても2位以上にはランクインしています。VOCALOID曲でもこの進行の楽曲が多いのは予想通りと言えるでしょう。「王道進行」という名前がつくのもうなずけますね。逆に、日本の音楽シーンで、この進行がほとんど使われていないジャンルを探す方が難しいのかもしれません。
2位 Ⅵm→Ⅳパターン(小室進行) 33曲
- 卑怯戦隊うろたんだー/KAITO,MEIKO,初音ミク
- カンタレラ/KAITO,初音ミク
- Soar/初音ミク
- 初音ミクの消失/初音ミク
- 火葬曲/初音ミク
- いろは唄/鏡音リン
- ロミオとシンデレラ/初音ミク
- IMITATION BLACK/神威がくぽ,KAITO,鏡音レン
- 心壊サミット/初音ミク
- ACUTE/初音ミク,巡音ルカ,KAITO
- 裏表ラバーズ/初音ミク
- 炉心融解/鏡音リン
- 罪と罰/初音ミク
- パラジクロロベンゼン/鏡音レン
- 鎖の少女/初音ミク
- WORLD’S END UMBRELLA/初音ミク
- Nostalogic/MEIKO
- 秘蜜~黒の誓い~/鏡音リン,鏡音レン
- 弱虫モンブラン/GUMI
- ワールズエンド・ダンスホール/初音ミク,巡音ルカ
- Just a game/GUMI
- モザイクロール/GUMI
- ハロ/ハワユ/初音ミク
- リンネ/初音ミク
- トリノコシティ/初音ミク
- タイムマシン/初音ミク
- キャットフード/初音ミク
- 腐れ外道とチョコレゐト/初音ミク
- BadBye/初音ミク
- アンハッピーリフレイン/初音ミク
- アブストラクト・ナンセンス/鏡音リン
- 天ノ弱/GUMI
- 千本桜/初音ミク
2番目に多かったのはⅥm→Ⅳの小室進行です。どちらかと言えばカッコいい系、暗い系の楽曲で多く使われる進行です。他のアーティストで上位に来たカノン進行がVOCALOIDでも上位に来ると予想していたので、これは少し意外に感じました。
小室進行は、アーティストによって多く使われる場合と、全く使われない場合で偏りがあり、たとえば水樹奈々、B’zといったアーティストでは比較的多く使われたものの、ミスチル、いきものがかり、田村ゆかりといった、明るい楽曲をメインとするアーティストでは殆ど使われていません。(小室哲哉のプロデュースしたアーティストでも多いと予想されますが、まだ集計は行っていません。いずれその辺の集計も行っていこうと思います)
VOCALOIDの楽曲は悲しい、あるいは、カッコいい系の楽曲が多く、市販曲ではなかなか見られないような、鬱をテーマにした楽曲もあり、このコード進行が使われること自体は驚くことではないかもしれませんが、それでもここまで多いというのはかなり予想外でした。
3位 Ⅳ→Ⅲパターン 10曲
- Fire◎Flower/鏡音レン
- Mrs.Pumpkinの滑稽な夢/初音ミク
- 指切り/初音ミク
- マトリョシカ/初音ミク,GUMI
- リスキーゲーム/初音ミク
- パンダヒーロー/GUMI
- 人造エネミー/初音ミク
- キリトリセン/GUMI
- メカクシコード/初音ミク
- 骸骨楽団とリリア/初音ミク
3番目に多かったのが、Ⅳ→Ⅲと進むパターンでした。僕のブログでこれまで集計したアーティストの中には、このパターンが上位3位までに入ったことはありません。非ダイアトニックのⅢを使うコードであれば、Ⅰ→Ⅲと進むパターンの方が圧倒的に多いのですが、VOCALOIDにおいては、そのⅠ→Ⅲパターンはなんと0曲。にもかかわらず、Ⅳ→Ⅲパターンが10曲も存在したのは、小室進行の2位よりも驚きです(ただし、このパターンはⅣ→Ⅲmと進むパターンと聞き分けが難しいため、いくつかはコードの判定が誤っている可能性も否定できません。そうだとしても珍しいコード進行に違いはありませんが)。
10曲のうち、「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」「マトリョシカ」「パンダヒーロー」の3曲はハチ氏による作曲。この辺は作曲家の好みなのでしょうか。
4位 Ⅵm→Ⅴパターン 9曲
- リグレットメッセージ/鏡音リン
- サンドリヨン/初音ミク,KAITO
- 悪食娘コンチータ/鏡音リン,鏡音レン
- 天樂/鏡音リン
- 白ノ娘/弱音ハク
- ローリンガール/初音ミク
- ヴェノマニア公の狂気/神威がくぽ
- 深海少女/初音ミク
- 秘密警察/初音ミク
4位は小室進行によく似たⅥm→Ⅴパターン。小室進行が多いアーティストはこのパターンも多い傾向にあり、小室進行が多いVOCALOID楽曲で、当パターンも上位に入ったことは妥当な結果と言えるでしょう。
5位 Ⅰ→Ⅴパターン(カノン進行)8曲
- 恋スルVOC@LOID/初音ミク
- 初音ミクの暴走/初音ミク
- コンビニ/初音ミク
- サイハテ/初音ミク
- 歌に形はないけれど/初音ミク
- 鏡音レンの暴走/鏡音レン
- 愛言葉/初音ミク
- どういうことなの!?/初音ミク
AKBやラブライブ、B’zなどで最も多く使われたカノン進行ですが、VOCALOIDにおいては予想外に少ない結果になりました。カノン進行だけでなく、カノン進行によく似ているⅠ→ⅢmやⅠ→Ⅲなども軒並み少ないです(前者1曲、後者0曲)。
これが、もともとカノン進行で投稿された楽曲が少ないのか、それとも人気が出る楽曲にカノン進行が少ないのか、どちらが原因なのかは、非常に興味があります。自然で明るい感情を与えるカノン進行は、これまで多くのヒット曲に使われてきただけに、意外な結果と言えます。カノン進行が異常に少なかったアーティストは、当ブログで集計したアーティスト(現時点では10組程度しかいませんが…)では、水樹奈々が唯一該当します。
5位 Ⅵm→Ⅱmパターン 8曲
- 下剋上(完)/鏡音レン
- trick and treat/鏡音リン,鏡音レン
- 星屑ユートピア/巡音ルカ
- え?あぁ、そう。/初音ミク
- 心拍数♯0822/初音ミク
- 十面相/GUMI
- からくりピエロ/初音ミク
- ゆるふわ樹海ガール/初音ミク
哀愁漂う楽曲に多く使われるⅥm→Ⅱmパターンがカノン進行と同数でした。小室進行やⅥ→Ⅴパターンなどと同じく、マイナーコードから始まる楽曲が比較的多いですね。VOCALOID楽曲のファンが求めているのは、明るくて素直な楽曲よりは、ちょっぴり切なかったり、あるいはカッコいい感じの楽曲であることが多いのでしょうか。
7位 Ⅰ→Ⅳパターン 7曲
- あなたの歌姫/初音ミク
- ハジメテノオト/初音ミク
- ブラック★ロックシューター/初音ミク
- ワンダーラスト/巡音ルカ
- *ハロー、プラネット。/初音ミク
- 白い雪のプリンセスは/初音ミク
- モノクロ∞ブルースカイ/初音ミク
ほとんどのアーティストで上位にランクインしたⅠ→Ⅳパターンが、VOCALOIDでも上位でした。この結果は特に驚くべきことではなく、カノン進行より少しだけ少ないことも、他の多くのアーティストと傾向は同じです。カノン進行と同様、明るい楽曲に多く使われます。
7位 Ⅳ→Ⅰパターン 7曲
- メルト/初音ミク
- Last Night, Good Night/初音ミク
- from Y to Y/初音ミク
- No Logic/巡音ルカ
- clock lock works/初音ミク
- Calc./初音ミク
- Hello, Worker/巡音ルカ
上述したⅠ→Ⅳを逆にしたⅣ→Ⅰも7曲でした。このパターンは、アーティストによっては全く使われないこともあり、Ⅰ→Ⅳに比べれば使用頻度は低いといえるでしょう。とはいえ、この進行を持ったヒット曲も多く、驚くほどの結果ではないでしょう。
7位 Ⅵm→Ⅰパターン 7曲
- 千年の独奏歌/KAITO
- ペテン師が笑う頃に/初音ミク
- 二息歩行/初音ミク
- 妄想スケッチ/初音ミク
- リモコン/鏡音リン,鏡音レン
- 嗚呼、素晴らしきニャン生/GUMI,鏡音レン
- リンちゃんなう!/初音ミク,巡音ルカ
カッコいいロックな曲で多く見られるⅥm→Ⅰパターンも7曲ありました。「リンちゃんなう!」はカッコいい系ではないだろうというご指摘があるかもしれませんが、この曲はほとんどのヴォーカルがラップやセリフなので、コード進行とヴォーカルにさほど関連性はないといえるでしょう。
7位 Ⅵm→Ⅲmパターン 7曲
- えれくとりっく・えんじぇぅ/初音ミク
- 夢みることり/鏡音リン,初音ミク
- 悪ノ召使/鏡音レン
- ダブルラリアット/巡音ルカ
- Just Be Friends/巡音ルカ
- 1925/初音ミク
- サイバーサンダーサイダー/VY1
マイナートニックコードⅥmで始まるコード進行は、2番目のコードはⅠ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴのどれかであることがほとんどですが、これでその5パターンの全てが、7曲以上で使われていることになります。
Ⅵm→Ⅲmパターンは、Ⅵm→Ⅴパターンとよく似ているため、もしかしたら判定を誤っているものもあるかもしれませんが、いずれにせよトニックマイナーで始まる楽曲が多いという事は間違いないありません。
その他のパターン
- Ⅳ→Ⅲmパターン…「ココロ」/鏡音リン、「ポーカーフェイス」/GUMI、「ヘッドフォンアクター」/IA
- Ⅱm→Ⅲmパターン…「右肩の蝶」/鏡音リン、「しゅうまつがやってくる!」/鏡音リン
- Ⅵm→Ⅲパターン…「ANTI THE∞HOLiC」/巡音ルカ,鏡音リン、「結ンデ開イテ羅刹ト骸」/初音ミク
- Ⅰ→Ⅱパターン…「初音ミクの激唱」/初音ミク
- Ⅰ→Ⅲmパターン…「ぽっぴっぽー」/初音ミク
- Ⅰ→Ⅳmパターン…「トエト」/巡音ルカ
- Ⅱm→Ⅴパターン…「Mr.Music」/初音ミク,鏡音リン,鏡音レン,巡音ルカ,GUMI,歌愛ユキ
- Ⅱm→Ⅵmパターン…「悪ノ娘」/鏡音リン
- Ⅳ→Ⅳmパターン…「ミラクルペイント」/初音ミク
- Ⅵm→Ⅱパターン…「ネトゲ廃人シュプレヒコール」/初音ミク
- Ⅵm→Ⅴmパターン…「カゲロウデイズ」/初音ミク
3曲以下のパターンは以上の通りです。カノン進行に近いⅠ→ⅢmやⅠ→Ⅲの他、王道進行に近いⅡm→Ⅴといったパターンも少ないのが意外です。アイドル系では比較的多いⅠ→Ⅵmも1曲しかありません。
この中で比較的珍しいのは、「カゲロウデイズ」のⅥm→Ⅴmパターン。よくあるⅥm→Ⅴでも代理が効くところでしたが、あえてⅤmという非ダイアトニックなコードを使うことで、聴き手にインパクトを与えています。
また、「ミラクルペイント」のⅣ→Ⅳmも非常に珍しいですが、この曲がジャズ風の楽曲であることを考えると納得がいきます(ジャズではそれほど珍しいコードではない)。
Ⅵm→Ⅲに含めた「結ンデ開イテ羅刹ト骸」は、当初、コードの耳コピが全くわからず、当ブログを読んでいただいた方に「Ⅵm(onⅦ)-Ⅵm-Ⅲ7(onⅥ♭)-Ⅵmの繰り返しではないか」と教えていただきました。それをもとにもう一度楽曲を聴いてみたら、確かにそのような感じがします。
当ブログでの分類では、「コードに含まれる分母コードや、ダイアトニックスケールに含まれるセブンスは無視する」ことにしているため、ベース音やセブンスを外してⅥm→Ⅲという判定になりましたが、単にⅥm→Ⅲと弾くのとはだいぶ印象が違うので(おそらくonⅡの存在が大きいと思われます)、ほとんど例のない特殊なパターンなのかもしれません。このコードで曲を作ったハチ氏も、このコードを耳コピで判定できた読者の方も、どちらもすごいなと思いました。
以下の曲は、集計の対象とはなっていますが、僕の耳コピ技術ではコード進行の判定ができませんでした…。
- ハイセンスナンセンス/初音ミク
上記楽曲のコード進行がわかる方がいらっしゃれば、教えていただけると嬉しいです。。
まとめ
VOCALOID伝説入り楽曲のコード進行をパターンによって分類しました。王道進行が多いというのは予想通りではありましたが、小室進行を初めとしたマイナー調の楽曲が非常に多いのに対して、カノン進行などのメジャートニックから始まる楽曲が比較的少ないのは意外な結果でした。B’zのように、全ての楽曲が同一の作曲家により作られているようなアーティストならともかく、様々な作曲者がいるジャンルでここまで偏った結果が出ることは予想していませんでした。全体の傾向としては、今まで集計した中では水樹奈々の楽曲の傾向に似ていると思います(王道進行や小室進行が多く、カノン進行が少ない)。
カノン進行をはじめとしたメジャー調の楽曲が少ない理由が、楽曲の絶対数によるものなのか、人気を集める楽曲の傾向によるものなのかはわかりませんが、もし後者だとしたら、VOCALOID楽曲を作る立場の人にとっては大きな情報になるのではないでしょうか。
もっとも、曲の人気はコード進行だけで決まるわけではありませんし、当記事の集計は2011年度までの楽曲なので、それ以降の楽曲ではまた傾向も変わるかもしれません。2012年以降の楽曲についてもいずれ同じような解析を行おうと思っております。
2016/09/05追記。2012年以降も集計しました。
結果は…あまり変わらなかったかも?(笑)