ゆず「カナリア」「タッタ」のコード進行解析


本記事では、ゆずのEP「謳おう」(2017/06/21発売)に収録予定の楽曲「カナリア」および「タッタ」のコード譜と、簡単な解説を書いていきます。コード譜は管理人の耳コピによって行っております。

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「カナリア」のコード進行

●イントロ
|F#m C#m|D・A E/G#|
|F#m C#m|D・A E/G#|

●Aメロ
|F#m C#m|D・A E/G#|
|F#m C#m|D・A E/G#|
|F#m C#m|D・A E/G#|
|F#m C#m|D・A E/G#|

●Bメロ
|D E|F#m B|Bm C#m|E|

●サビ
|A E/G#|D A|D A|Bm・E C#/F|
|F#m C#m|D A|D A/C#|Bm7 E|
|A E/G#|F#m C#m|D E|

●間奏
|F#m C#m|D・A E/G#|…

公開されている範囲内は、アコースティックギターとハンドクラップのみのアレンジによる静かな楽曲です。

楽曲のキーはAメジャー(F#マイナー)で、全体を通じてオーソドックスなコード進行が続いています。

サビではA(Ⅰ)→E(Ⅴ)のカノン進行がメインで、Aメロなどではそのカノン進行のコードを代理のマイナーコードに置き換えたF#(Ⅵ)→C#(Ⅲ)mという進行。これら2つのコード進行の印象は違いますが、音楽的には非常に似ているため、同じメロディーを、別のコードに載せることができるところが特徴です。

「タッタ」のコード進行

●イントロ
|D A|G|D A|G|

●Aメロ
|D|F#m|G|Gm|
|F#m|Bm|G|A|
|D|F#m|G|Gm|
|F#m|Bm|G7 A|D|

●Bメロ
|Bm|G|A|D|
|Bm|E|G|Em|A|B♭ C|

●サビ
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|D♭|E♭|

●間奏
|F|F|D|D|

●Aメロ(1コーラス)
|D|F#m|G|Gm|
|F#m|Bm|G7 A|D|

※Bメロ、サビ繰り返し

●Cメロ
|F|C|Dm|F/A|
|B♭|F/A|B♭|C|
|Dm|F/A|F|F|
|B♭sus4|B♭sus4|B♭sus4|C|
|F|C|Dm|F/A|
|B♭|Am|B♭|C|
|F|C|Dm|F/A|
|B♭|F/A|B♭|C|

●ラスサビ
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|D♭|E♭|F|C|
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|F|C|Dm|Am|
|B♭|Am|B♭|C|
|D♭|E♭|
|F|F|F|F|F|F|

デジタルシングルとしては既に発表済みの楽曲。キーはBメロまでDメジャーで、サビからFメジャーに転調しています。3半音上がるので「同主調」への転調ですが、この転調に非常に重要な役割を果たしているのが、Bメロ最後のB♭(Ⅵ♭)→C(Ⅶ♭)というコード進行です。

このコード進行は、転調しない楽曲であってもしばしば使われることがある「同主調から借りてきたコード進行」等と表現されるⅥ♭→Ⅶ♭の進行なのですが、本曲の場合では、この進行が転調後のⅣ→Ⅴとして働いているので、「借りてきた」で留まらず、そのまま頂いてしまった、という表現がぴったりかもしれません(笑)。このように、一時的に別の調のコード進行を使うと見せかけて、その調にそのまま転調してしまう、というパターンは色々な曲で見られます。

ちなみに、サビの最後の部分に出てくるD♭→E♭もやはりⅥ♭→Ⅶ♭進行ですが、D♭→E♭進行を本来持っているA♭には転調していませんので、こちらは「借りてきた」だけであることがわかります。

それから、本曲のCメロの部分(「♪さあよーいどん」~)からのコード進行は、アルペジオとストロークで違う音を弾いているように聴こえるため、コードの耳コピが難しかった部分です。表記の通りに演奏しても、原曲と同じように聴こえない可能性もありますので、その場合は、アルペジオも耳コピして演奏する必要もあるかもしれません。

今回は以上の2曲です。今後もたくさんの楽曲のコードを掲載していきたいと思いますので、当ページをよろしくお願いいたします。

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